受験のため仮引退中でしたが、合格したので復帰しました。小説をはじめとしメイプル記事も更新されます。


by jwpwm424

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ふう

 ようやく実力診断のテストが終了し一息ついているぽっぽぽぽんずです。

 めいぽ公式をみてみるとはやくもメンテですね。つい最近マガティアがでたとおもったら・・・僕が復活した時には、ものすごくメイポ世界がかわっていそうでたのしみです。

 さて、はなしがとびますが、メイポにINできないので小説のストーリーがなかなかすすみません;同じような話がくりかえされるとおもいますが、どうかご勘弁を・・・
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by jwpwm424 | 2007-10-31 15:57 | リアル関係・その他
 「小説作った時に書いとけよ」という苦情が来そうですが、メイプル小説の登場人物のプロフィールをかいておきます。ちなみにこれを見ると、メイプル小説やメイプル小説・続編しか読んだことのない人にはネタバレのような要素もあるので、最初の作品である『メイプル小説』の設定でいきます。続編を最後までよんでいて、のんびりメイポ生活も読み更に詳しく知りたい人はMore(追加記事)へどうぞ。

メインキャラクター紹介

・デニス (弓使いデニス)
年齢 12歳(小学校6年生)
身長 155センチ前後(メイプル世界では若干伸びている)

主人公。科学の発達したとある星のとある町から、何者かによって呼び寄せられた少年。ショタ童顔。
生まれた世界にある『弓使い』の伝説に憧れ、とある書物に出てくる弓使いの英雄の名を借りている。本名を使わないのは世界転移の時に忘れてしまったから。
弓の扱いがとてもうまく、メイプル世界の人々より成長も早い。的確に弱点を狙い撃つ能力に特に秀でている。なぜかソウルアローを使えない。
性格は楽観的で勇敢。巨大モンスターたちへ臆せず立ち向かうその姿は、本当の英雄のようで・・・


・ミスト (ドラゴミスト)
年齢 不明(17歳?)
身長 180センチ前後

もう一人の主人公。長身で常にしかめっ面。寝顔だけはとても穏やかで、美しい女性のようだと言う。長い髪は炎のような赤色で、腰の上で縛っている。
困っていたデニスを助けた青年で、職業はクレリック。世界のどこかにある『生きている木』と、膨大な魔力を引き出すことのできる黄金の杖を探して旅をしている。
自分の過去のことを余り語らず、なぜその目的を持って旅をしているのか、またなぜ強大な魔力を持っているのかなど、謎も多い。
言動は荒っぽいが優しく、照れ屋。髪が汚れることを極度に嫌う。


・珠蟲姫 (たまむしひめ)
年齢 不明(15~17歳?)
身長 160センチ前後

旅の途中で、とある理由で出会うモンスターの女性。青い髪から出た虫の触覚、両腕代わりの不気味な色の触手などどう見てもモンスターなのだが、話す言葉は人間のものでその顔もミストよりやや年下の少女のよう。
『珠蟲族』という、ジパングの限られた場所にのみいる人型モンスターの姫となる存在。種族名に姫がついただけなのが本当の名前なのかは定かではない。
魔力が高く、その魔法は桃色の輝きを放つ。
メイプル小説・続編から出番が大きく増える。


・レビアンズ
年齢 15歳
身長 170センチ前後

『究極の力』を追い求め、メイプル世界の中を旅する戦士。髪はどぎつい紫色なのだが兜をかぶっているため誰も気づいていない。
常に敬語と曖昧な微笑で接するが、デニス達が自分の目的の邪魔になると判断すると攻撃する非情さを持つ。
普通の戦士が使う剣の類は一切使わず、巨大な斧のような武器、鉾を扱う。
冒険の途中で、デニスたちと何度も戦うことになり、そして・・・

『のんびりメイプル生活』まで読んだ方はコチラ
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by jwpwm424 | 2007-10-21 14:32 | 小説を読む前に
 えっと、かなり書くのが遅い気がしますが、メイプル小説とオリジナル小説1,2を読むときの注意をかいときます。

・メイプル小説(『メイプル小説』、『メイプル小説・続編』、『のんびりメイプル生活』の3つ)は、メイポの中の色々なことを題材(参考)としてそれを僕がアレンジしてかいています。なので仕様などは大幅に異なります。ご了承ください。ストーリーも多分ネクソンが作った本当の物と大きく異なるので、『メイポと似ているけどちょっと違う世界の話』といった感じで暖かく見守ってください。

・オリジナル小説1とオリジナル小説2(カテゴリでは文字数の都合でオリジナル1、オリジナル2となっています)は、ストーリー、人物などは僕が全て作ったものです。(勿論ですがフィクションです)しかし、僕は非常に色んな物に影響されやすいので、様々なところからネタ(武器の名前・キャラクターの特徴等)や物語の進み方などをパクっております。そのパクリ元を見かけても、しないとは思いますが連絡などはなしでお願いします。

・現在、『小説』・『小説・続編』 『呪われた都市』、『重なる世界』の4つは既に完結しています。ご注意ください。しかしどれもストーリー的なつながりが強い次の作品があります。

・『小説』、『小説・続編』、『のんびりメイプル生活』の3つは左から順にストーリーに若干のつながりがあります。読むときは小説をまず読むことを勧めます。
またオリジナル小説1は『呪われた都市』が最初、オリジナル小説2は『重なる世界』が最初となっております。非常に強いストーリーのつながりを持っているので最初から読むことを強く勧めます。
ちなみにオリジナル小説1とオリジナル小説2につながりはまったくありません。まったく別の話です。

・これらの小説は、僕が趣味(あるいはメンテ中の暇つぶし)でかいているものです。なので当たり前ですがプロの方々が書いたものと比べると天と地ほどの差があります。
またストーリーも(特に『小説』は)かなりいい加減なので、どうしようもなく暇な時の暇つぶし用として読んでいただけると嬉しいです。

 
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by jwpwm424 | 2007-10-21 11:14 | 小説を読む前に
 もうメイポ引退してかなりたつのに、紹介写真はモイラのままだったので僕直筆のサインにしました。うまい・・・ですかね?(字が)
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by jwpwm424 | 2007-10-17 21:05 | リアル関係・その他

第19回 月夜の晩に

 今回は、エリニアの某有名クエストについての話が多いです。ではすたーと。



 珠蟲姫に逃げられたミストは、自分で作った家の中で寝ていた。

「・・・姫さん、なんで元に戻るのを嫌がってるんだ・・・?」

彼はずっとそう思っていた。そのまま日は世界樹へと沈んでいき、空は水色からグラデーションのかかったオレンジ色にかわった。

「そろそろマヤちゃんの家に戻るか。」

そう言って、彼が立ち上がろうとした時、ドアを叩く音がした。

「・・・誰?」

一応、珠蟲姫になりすますように言われているのでそう聞いた。

「珠蟲姫さんか?ちょっと中にいれてくれ。」

声の主はバハムートだった。ミストは鍵を外し、ドアを開けた。ゆっくりと、バハムートが入ってきた。

「何の用?」

ミストが聞いた。バハムートは羽をたたんで、彼の前に座り

「じつは・・・助けてほしいんだ。」

いきなりそう切り出した。

「ご主人さんが変なんだ。いきなり俺に対して優しくなったり、杖を投げて遊んだり・・・珠蟲姫さんは、何か知らないか?」

ミストに一応は絶対の忠誠を誓っているバハムートには、自分の主人が変わっていくのが耐えられないようだった。

「いや・・・私は知らないけど・・・」

ここで入れ替わったことをばらそうと思ったがやめて、彼はそう答えた。バハムートは、やや短い両手で頭を抱えて、

「なんであんなになったんだよ・・・」

そう呟いていた。ミストは少し考えて、

「・・・きっと、ミストさんは疲れてるんじゃない?それで、リラックスしようと思って・・・」

うつむているバハムートの頭を触手で触りながら、彼は言った。

「じゃあ、あの格好は一体・・・」

とバハムートは思っていたが口には出さなかった。かわりに、

「・・・じゃあ、俺は近寄らないほうがよさそうだな。しばらく、珠蟲姫さんのところにいていいか?」

そう聞いた。ミストは驚いた後、マヤさんがいいと言うならと言った。この家には、珠蟲姫が戻らない限り住む気はないようだった。

 「マヤさん、しばらくの間、バハムート・・・ちゃんを家に置いてくれない?」

マヤの家の玄関で、ミストが聞いた。

「何かあったの?」

彼女が、バハムートへ聞いた。しかしバハムートは事情を言わなかった。

「まあいいわ。まだ家の中には十分スペースもあるし。」

マヤは微笑んでそう言い、バハムートが礼をした。ミストの後に続いて、家に入っていった。

 昼と同じように、ミストは果実などを使って料理を作った。とてもおいしいとマヤは言っていた。

「ところで、バハムートさんは食べないんですか?」

マヤが、テーブルの近くに座って羽を休めている彼に聞いた。

「俺は魔法生命体だから食べる必要はないんだが、どんな味か気になるな・・・珠蟲姫さん、俺の分も頼む。」

調子に乗るなこの野郎。ミストはそう思ったが言わなかった。とりあえずマヤに出したものと同じものを作り、バハムートの近くのテーブルに置いた。

「おお、これはうまいな。明日も頼む。」

少しは遠慮ってものを知れよとミストは思ったが口には出さなかった。彼と記憶まで全て一緒なはずのバハムートは、なぜか彼と違い軽い性格だった。

 一方、珠蟲姫は夕日が木々の間からさしこんで、幻想的な感じのするエリニアの街を散歩していた。髪を後ろでまとめていた紐も外し、炎のような色の髪が、オレンジの光を受けてその色に染まっているようにも見えた。

「うーん・・・やっぱり声が気になるわね・・・」

彼女は、ミストの体だけでなく、声も手に入れたことに不満だったようである。

「そうだ!またカサンドラさんに頼めば・・・」

名案を思いついて実行しようとした時、彼女の足が止まった。前の方に見える足場に、小さな人影があった。

「誰かしら・・・?」

とりあえずドラゴンヘッドを構えてゆっくりと歩み寄った。残り3歩ほどで肩に触れるという所で、その人影がこちらへ向いた。

 それは、人ではなかった。白い目でこちらを見る、猿のようなものだった。肌の色などを見ると生気はなく、手に持つバナナが妙に美しく見えた。

「モンスターなの?」

彼女がそう尋ねた瞬間、その猿のようなモンスターは手に持ったバナナの中身だけを食べ、皮を彼女に投げつけた。それと同時、街の下層へと飛び降りていった。

「痛っ・・・何よあの猿・・・」

頭に直撃したバナナの皮をうらめしそうに見ながら、珠蟲姫が言った。その間に、日はさらに傾き、夜になっていった。

 エリニアにはまったく灯がないため、足元すら見えなかった。

「このままじゃ何も見えない・・・」

珠蟲姫は、ドラゴンヘッドに魔力をこめて振った。光の女神が形成され、一瞬だけあたりが白い光に照らされた。その光が消える直前、猿の叫び声が四方から聞こえた。

「何・・・」

珠蟲姫は、声のした一方向に杖を向けた。恐怖で手がぶるぶると震えていた。しばらくその方向へ進むと、何かを踏みつけた。それを手に持って目の前に上げると、人を模った人形のようなものだった。

「人形・・・?なんで猿がこんなものを・・・」

とりあえず飛び降りようとした珠蟲姫の背後から、

「そこにいるのは誰なの?」

高い声がした。

「別に怪しいものじゃないわ。冒険者よ。」

振り向いても何も見えないので、そのままの向きで言った。

「さっきゾンビルーパン達を倒したのはあなたなの?」

その声が聞いた。

「ゾンビルーパンって・・・小さな猿みたいなやつのこと?」

彼女の問いに、声はええそうよと答えた。

「それなら私だけど・・・それがどうしたの?」

珠蟲姫がそう言うと、彼女の後ろが少し明るくなった。振り向くと、2m以上ありそうな花の花弁が、ぼんやりと光っていた。その花の横に、先ほどの声の主と思われる少女がいた。腰の下まであるオレンジ色の長い髪と、薄い緑のローブらしきものを纏っていた。

「私はロウェン。さっきのモンスター、ゾンビルーパンについて色々と調べてるんだけど、手伝ってくれない?」

その少女の外見をした妖精、ロウェンはそう尋ねた。

「いいわ。詳しく聞かせて。」

珠蟲姫は特に断る理由もないので引き受けることにした。

 ロウェンは、珠蟲姫の拾った人形はとある者がばらまいた呪われた人形で、それを触った特に悪さをしない『ルーパン』というモンスターは強力なゾンビルーパンにかわってしまうという。そのゾンビルーパンはエリニアの人々を狙っており、なおかつ人形は自ら数を増やし、確実にゾンビルーパンの個体数を増やしているという。

「だからあなたに、その人形の回収をお願いしたいの。1つもなくなれば、死者のような存在にかえられたルーパン達も元に戻っていくはずよ。」

その言葉を思い出しながら、珠蟲姫は真夜中のエリニアの森を走っていった。明かりはまったくないが、目が暗闇に慣れて、少しだけ先なら見えていた。いつ崩壊してもおかしくないような足場を乗り継いでいくと、

「助けて!」

やや高い、しかし女性のものとは違う声が聞こえた。その声の方向へ走っていくと、何かが森の奥の方に走っていくのが見えた。ドラゴンヘッドを構えながら、かすかに見える足場を乗り継ぎ、木に開いた穴へと入り込んだ。

 中へ入ると、ほのかに明るかった。水色っぽい壁が、光を発しているようにみえた。そして、あたりには何十匹という数のゾンビルーパンがいた。

「ここが巣みたいね・・・」

彼女がそう言うと同時にゾンビルーパンが飛び掛った。珠蟲姫はシャイニングレイを放ち、向かってきたゾンビルーパンは壁に叩きつけられた。すぐに上空から同じぐらいの量のゾンビルーパンが降ってきた。彼女が再び魔法を放とうとしたとき、

「きゃっ!」

後ろから、ゾンビルーパンに顔にだきつかれた。視界が奪われると同時、大量のバナナの皮が彼女に投擲された。転んだ珠蟲姫に、ゾンビルーパン達は踏みつけなどで追い討ちをくらわせる。

「ミストさん・・・助けて!」

彼女は思わず叫んだ。

 遠く離れたヘネシスのマヤの家の中にいたミストは、ベットから跳ね起きた。

「・・・呼んでる・・・」

彼女の声ではなく、気持ちを察知して彼は起き上がったようだった。ベットの横にあったアールンを背中につけ、梯子を降りようとしたとき、

「ご主人さんのところにいくんだろ。」

1階の、テーブルの横にいたバハムートが言った。月明かりで、彼の青い瞳がさらに青く見えた。

「俺に乗りな。」

バハムートの、主人の命令ではなく好意で行ったことにミストは頷いて、彼の背中に乗った。赤い翼を広げ、バハムートは家から飛び出した。月の明かりが、翼を照らしていた。

 「止まって。」

エリニアの近くの、明かり一つない森の中で、突然ミストが言った。

「この中にいる。」

迷いなく、木に開いた穴へとミストは入ろうとした。バハムートも後ろから入ろうとすると彼は振り向いて、

「あ、バハムート・・・ちゃんはここで待ってて。私一人でやりたいから。」

一方的に言い放ち、穴へと入っていった。

 中へ入った彼の目に入ったのは、山のようになっているゾンビルーパン達だった。その山の下辺りから、赤い靴を履いた足がみえていた。

「姫さん!大丈夫か!」

近づいて引っ張りだそうとした時、積み重なって倒れていたと思っていたゾンビルーパンが彼へ一斉に飛び掛った。近寄るものを触手による引っかきで吹き飛ばしていると、何かを踏んだ。素早く見ると、倒れて動かない珠蟲姫の足の近くに、杏姫からもらった長い杖、封印錫杖があった。

「これを使えば・・・」

後ろから飛び掛ろうとしていたゾンビルーパンを蹴りで地面にたたきつけたところで、杖を拾った。長刀の刃のようになった先端で、向かってくる集団をなぎ払った。ゾンビルーパンの悲鳴が、彼らの巣である木の縦穴に響き渡った。

 最後の1匹を追い払って、封印錫杖を置いたとき、ミストは気づいた。珠蟲姫の服が(つまり元々のミストの体の服が)かわっていることを。

「あ・・・ミストさん・・・」

そのことに気づいた直後に、珠蟲姫がゆっくりと起き上がった。赤い髪が後ろでまとめられておらず、女性用のローブやスカートを着ていたので容姿端麗な女性に見えた。

「姫さん、なぜ服を変えたんだ。」

ミストが厳しい口調で言った。

「・・・やっぱりだめだった?」

珠蟲姫がすまなさそうに聞いた。ミストは頷いた。

「・・・でも、前からずっとやりたかったの。入れ替わらないと、こんなことはできないし・・・」

その意味深な言葉に、どういうことだとミストは聞いた。珠蟲姫はゆっくりと立ち上がって、壁によりかかった。

 「・・・私達の体には、どうしても消すことのできない特徴があるの。」

それは彼にもわかっていた。触角と触手だろとミストは言った。

「それだけじゃないの。・・・ちょっとそこに立ってて。」

彼女は言い終えると同時、ミストの前まで着て、着物の胸元を掴んだ。少しだけ横へずらすと、彼女の言っていたものが見えた。

「こ・・・これは・・・」

人間だと肩にあたる位置には、肩がなかった。何重にも絡まった触手と、黒っぽい、昆虫の足のようなものがあった。

「・・・これが、私達の宿命。私達には、昆虫の体の一部があるの。足だって、昆虫の足が絡みつくようになってる。」

彼女が、『服を脱いではだめ』と言った理由をミストは瞬時に理解した。見るものを震え上がらせるこの忌まわしい呪いのような存在を見せたくなかったからだった。

「でも、なんでこんなものが・・・」

彼はそう呟いた。

「・・・それは私達にもわからない。だから私は、旅の間に色んな本を見たの。私達はなぜ生まれたのかを知りたくて。」

彼女は、とても悲しそうだった。必死に感情を押し殺そうとしている様子が見えた。

「・・・わかった。もうしばらく、俺の体を使っていい。」

珠蟲姫の思いを知らなかった自分を責めながらミストが言った。

「ただし、条件がある。もう入れ替わったのを隠すのはやめる。バハムートだって、マヤちゃんだってかなり疑っているからな。」

珠蟲姫としてはそのほうがよかったが、そうするとカサンドラとの約束を破ることになってしまうのである。彼女の中で少しの葛藤が起きた後、

「・・・わかったわ。じゃあ私も、マヤさんの所に戻る。」

ミストの提案を彼女はとった。バハムートの待っている外へ出ようとしたとき、

「あれ・・・ここは・・・?」

珠蟲姫が、ここに入る前に聞いた声が彼女の後ろの方から聞こえた。振り向くと、金髪で茶色っぽい服を着た少年がいた。

「君は・・・ゾンビルーパンに連れ去られた子ね。もう大丈夫よ。ゾンビルーパンはもういないから。」

その少年の前にしゃがんで、笑顔で珠蟲姫は言った。ミストは封印錫杖を壁にたてかけて、あたりに落ちている呪われた人形を調べた。

「ほんと?ありがとうおねえちゃん!これで安心して森で遊べるよ!」

少年はとても喜んでいた。この少年はエリニアの住人の子かと思った。

「どういたしまして。ところで、君はいつもどこにいるの?」

確かめるために珠蟲姫が聞いた。

「僕はいつも、北の森にいるんだ。あそこもモンスターがいて危ないけど、あそこの木の中はとても綺麗なんだ。」

そう言った後、その少年は思い出したかのように自己紹介した。ロニという名前だとわかった。

「ふうん・・・私も今度いってみようかしら・・・」

彼女はそう呟いて、気をつけて帰ってねと言い残し、ミストの方へと行った。いくつかの呪われた人形を、彼は手に持っていた。

「・・・これがあのモンスターを操っていたようだな。闇の力が少し入ってる。」

ミストの感覚は非常に鋭敏であることを、彼女は改めて感じた。

 珠蟲姫が外へ出た瞬間、

「ご主人さん・・・ちょっといいか?」

いきなりバハムートにそういわれたので、彼女のあとに続いて出ようとしていたミストは一歩下がった。

「正気・・・なのか?俺の知っているご主人さんは、いつも使命のことだけ考えていた。」

余り表情の変化をみせない彼に、真剣な様子がみてとれた。

「俺はもう耐えられないんだよ。俺が唯一信頼しているご主人さんが変わっていくのが!」

かなり苦しそうに、悲しみに駆られているように言った。

「ちょ・・・ちょっと待ってよ。これにはわけが・・・」

珠蟲姫は、陽気な性格の彼の真剣な様子を見てかなりあせっていた。なんとかそれだけを言った。

「俺から説明しよう。」

珠蟲姫の後ろからミストが言った。

「珠蟲姫さん・・・?どういうことだ?」

 「そうか・・・入れ替わった・・・のか。確かにそう考えると自然に見えるな。」

ミストの説明を聞いて、バハムートは落ち着きを取り戻して言った。

「黙ってて悪かったな。そういう約束で入れ替わってたからな。」

珠蟲姫の高い声でミストが言った。バハムートはふっとため息をついて、

「じゃあ、俺の仕えるのは珠蟲姫さんの体を使ったご主人さんってことか。複雑だな。」

夜空に煌く星を見て、ゆっくりと呟いた。

 はるか遠くのヘネシスの広場では、

「ふうん・・・あの子、入れ替わったことをばらしたみたいね。色々と楽しませてもらったけど、私との約束が守れなかったことを、反省してもらおうかしら。」

カサンドラが、紫に光る水晶玉を見て言った。夜に吹く、冷たいそよかぜと共に、彼女の姿は消えていった。



 なんか書いててものすごく長くなってしまいました。第19回終了です。次はもしかしたらアリアントのはなしかもしれません。
ちなみに珠蟲姫のエピソードはもちろん僕オリジナルです。「日本メイポのキャラ(妖怪)はちゃんと実在?するんだから珠蟲姫もそうなのかな」とおもってウィキペディアフリー百科事典で調べてみたところ、まったく該当しなかったため、僕が勝手に設定をしました。すいません;もしかして資料が手に入ったら内容がかわるかもしれません。
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by jwpwm424 | 2007-10-17 20:30 | 『のんびりメイプル生活』

ほわたたたたたたた

 どうもPONZUです。メイポの公式をみてみると、結婚システムとマガティアとかいうマップができたそうですね。マガティアはみらくる☆めいぷる様で見た以外、これといって情報がないのでよくわかりませんが、結婚システムは僕がいる間に実装してほしかったです・・・

 とりあえず、結婚式ネタを小説で使いたいのですが、どんなものかの詳細もわからないし適当に想像でかいてこれ以上メイポの域を逸脱するのはよくないと思うので、小説で出すのは僕が復活してからにします。

ひとりごと
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by jwpwm424 | 2007-10-06 18:05 | リアル関係・その他