受験のため仮引退中でしたが、合格したので復帰しました。小説をはじめとしメイプル記事も更新されます。


by jwpwm424

<   2007年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

第14章 龍達との戦い

 非常に長い章です。ではスタート。



 炎に焼かれたミストを担いだ誠がタタモの家に入ると、タタモは暗い顔をしていた。

「どうしたんです?タタモさん」

誠が聞くと、タタモは顔を上げ、彼の方を見た。すると目を見開いて、

「早くミスト殿をそのベットへ寝かしなさい。今回の襲撃は予想以上に大変なのじゃ!」

そう言って急かした。誠は慌ててミストをベットに寝かせると、タタモがミストの前に立ち、強い魔力をミストに送った。ガラスが割れるような音がし、ベットの横に黒色の欠片がカランと落ちた。

「様子を見ていてわかったのじゃが・・・今回の襲撃は、巨大な闇の力によって引き起こされたものじゃ。闇の力は生物だけではなく、自然界の風、炎にも取り付く。だからミスト殿は闇の力をまとった炎を浴びて闇の力に侵され、気を失ったというわけじゃ。」

やや早口でタタモが説明した。誠はゆっくりと腰のベルトにつけているポーチから一瞬で完全に傷を治す秘薬、パワーエリクサーを取り出し、ミストに飲ませた。炎に焼かれた後が蒸発するように消えていった。

「おお、誠殿、そのようなものをもっておったか。それと少し言うのが遅いが、モンスター達を倒してくれてありがとう。」

タタモは深く礼をした。誠も2つのベルトを巻いて作られた帽子、シェイドヘットを外して礼をした。そしてあたりを見回して、聞いた。

「そういえばタタモさん、姫さんはどこにいったんですか?」

するとタタモがあたりを見回して、

「さっき、様子を見ると言って2階へ行ったが・・・まさか・・・」

2階をタタモは見た。誰もいなかった。

「大変じゃ!あのお嬢さんがまだ完全に回復していないのに外へ出よった!」

血相を変えてタタモはそう言い、部屋の隅のテーブルの上の魔方陣を見た。魔方陣にはミナルの森周辺の映像がぼんやりと映っていた。その中、ミナルの森の奥の地図に、必死で走る、人のような影があった。

「あのお嬢さんは、龍の森へ向かったようじゃ・・・誠殿、行って連れ戻してほしい。頼む!」

タタモは大声で言って、頭を下げた。その瞬間、ミストがベットから飛び起きた。

「姫さんが龍の森へ・・・だと。誠、さっさと来い!」

ミストがすごい力で誠の手を引っ張り、窓から飛び出した。

 2人は、黒い霧の漂うミナルの森を走っていた。

「痛いよミスト・・・そんなに真剣に引っ張らなくても・・・」

誠が引っ張られた方の腕を押さえながら言った。

「うるさい。さっさとお前も走れ。姫さんにもしものことがあったら・・・」

ミストはそう言うと、激しく首を横に振り、悪い考えを中断させた。しばらくして

「ここが龍の森だな・・・」

ミストは足を止めた。彼らの前にはあたりとは場違いな、赤い茨が絡まった入り口があった。そこから黒い霧が吹き出ていた。

 森の中は、赤色の葉を持つ木が茂っていた。茨の間に動物の骨も転がっていた。

「一体ここで何があったんだ・・・?」

ミストがきょろきょろとあたりを見回しながら行くと、突然茨の中から赤色の甲羅を背負ったドラゴンが出てきた。亀のように見えるが、鋭い牙と巨大な角があった。

「こいつがドラゴンか!」

ミストはバックステップで一歩下がって、シャイニングレイを放った。ドラゴンは低い唸り声を上げて倒れた。その体から闇の力の欠片が零れ落ちた。

「レビアンズがここらへんのドラゴンを操ってるのかな・・・」

誠が自分の推測を言った。ミストはその闇の欠片を拾って

「わからんな。レビアンズの奴がここまでする理由が。操ってるかはわからないが、おそらく何かの干渉をこのドラゴンはうけたんだろう。」

欠片を回しながら言った。すると突然、あたりの茨などから無数のドラゴンが出てきた。巨大な角があり、背中に卵を背負ったドラゴン、2本足で立ち、両手に巨大な剣を持つドラゴンもいた。

「やばいな。おい、誠、逃げるぞ!」

ミストは周辺の敵にシャイニングレイを放ち、怯んだ隙に逃げた。誠も急いで走った。背後から100匹を超えるドラゴンが、目を怪しく光らせて追いかけてきていた。

 森を抜けると、2人は地面が白い渓谷にたどり着いた。なぜか渓谷には黒い霧は漂っていなかった。空を見上げると、雲の切れ間から光がさしこんでいた。しばらく2人がその景色を見ていると、何かの羽ばたく音が聞こえた。振り向くと黒い翼竜がいた。

「ガアアアアッ!」

翼竜は叫びながら飛び上がり、竜巻を起こした。あたりの石などが舞い上がり、2人は岩陰へ逃げた。

「誠、頼む。」

短く言ったミストに誠は頷き、地面を蹴ってすれ違いざまにナイフで横に切り裂いた。黒い翼竜ダークワイバーンは目を閉じて倒れた。

「急ぐぞ。」

ミストはこちらへと向かってくる翼竜の群れを見て急かした。渓谷の奥へ2人は逃げていった。

 渓谷の奥には龍達の巣があった。眠るワイバーン達の近くに、いくつもの龍の骨が散らばっていた。

「ドラゴン達は共食いでもするのか・・・?」

ミストがその骨に近寄ると、突然骨が宙に浮き、血肉のない、骨だけの龍となって襲い掛かった。

「何だよこいつ!生きてんのか!」

誠が無事なことを確かめて、ミストはシャイニングレイを放った。負の生命で生き続ける龍はあっという間に消えた。しかしその衝撃で他の翼竜や骨の龍、スケルゴザウルスが起き上がった。

「今度は逃げ切れるかな・・・」

誠が不安げにいい、近くにいたスゲルゴザウルスを横に切り裂いた。ミストのシャイニングレイが他のスケルゴザウルスに当たり、消え去った。その間に巣のいたる所からスケルゴザウルスやダークワイバーンが這い出てきた。

「きりがねえ!この先の高台まで逃げるぞ!」

ミストはシャイニングレイで進路を塞ぐドラゴンを蹴散らしてそう言った。必死に走ると、高台の近くに1匹、杖をつき、頭の上が盛り上がった形のスケルゴザウルスがいた。

「ここは・・・通さん!」

そのスケルゴザウルスは叫びながらドラゴンの力をビームとして撃ち出した。ミストは耐えたが、誠は後ろの岩に叩きつけられた。

「この野郎!」

ミストは次のビームを岩の上からジャンプで飛び越え、シャイニングレイを放った。負の生命を浄化する聖の力を受け、スケルゴザウルスの長、マスタースケルゴザウルスは崩れ落ちた。

「誠、大丈夫か!」

すぐにミストは誠に駆け寄り、パワーエリクサーを飲ませた。すると彼は目を開けた。

「あ・・・ああ、大丈夫。」

誠は体についた岩の欠片を落としながら言った。後ろから追いかけてくるドラゴンの群れを見て、誠は急いで立ち上がった。そして再び走り出した。

 珠蟲姫は、ミスト達が渓谷に入った頃に高台にたどり着いた

「ふう・・・ここまで来ればあの翼竜も襲ってこないはず・・・」

そう一人で言い、近くにあった石に座った。突然、

「誰ですか?」

背後から声がした。珠蟲姫が急いで振り向くと、木で出来た檻の中に金髪の女性がいた。

「私はモイラ。あなたは?」

そういわれたので、珠蟲姫は簡単な自己紹介をした。

「まあ・・・ここまでたった一人で・・・なら、私の魔力で、傷を癒しましょう。」

モイラは鉄球付きの枷のついた両手を上げ、魔力を珠蟲姫に送った。彼女の体の傷が塞がった。珠蟲姫が礼を言おうとした時、

「む・・・誰かいるな?誰だ!」

下から唸るような声がした。珠蟲姫が岩陰に隠れようと一歩動いた瞬間、前の足場を頭で壊して大きな槍を持ったドラゴンが彼女の前に立った。

「お!冒険者じゃねえか。この俺、無敵の剣士ケロベン様の前で立ち話するとはいい度胸してるな。」

ケロベンはそう言い、片手で珠蟲姫を掴んだ。

「やめなさい!ケロベン!」

モイラが必死に叫んだ。

「モイラ、俺様の慈悲の心で殺されずに済んでる身のくせに、口が過ぎるんじゃねえか?まあ今日は見逃しといてやろう。偉大なるホーンテイル様の傷が完全に治った時、お前を処刑してやるよ。」

ケロベンは残酷な笑みを浮かべて言った。そして悲鳴を上げる珠蟲姫を片手に持ち、下の足場にある洞窟の中へと入っていった。

 ミスト達が後少しで高台につくとき、龍の森で闇の力をばらまいたレビアンズは洞窟の入り口の近くを飛んでいた。洞窟の入り口を確かめると、翼を小さく折りたたみ、モイラの気づかないほどの速さで洞窟に突っ込んだ。



 第14章終了です。なお、この小説を書いている時は小説内での高台の下の洞窟(メイポ内の生命の洞窟入り口)より先には行けない状態なので、行けるようになるまで15章は出ません。
[PR]
by jwpwm424 | 2007-01-15 20:45 | メイプル小説・続編

アンケート

さて小説・続編も最後が近くなってきましたので、次の小説はどんなものがいいかをコメントにかいてください。今のところの候補は

・メイポなどとはまったく関係ない、僕オリジナルのストーリー、キャラなどの小説

・僕が密かにしているゲーム、トリックスターについての小説

・上と同じく密かにしているゲーム アラド戦記についての小説

この3つが候補です。他に「こんな小説を連載してほしい」というものがあったらコメントをお願いします。

なお、このアンケートの締め切りは小説・続編の最終章が公開された翌日とします。皆様のコメントをお待ちしております。
[PR]
by jwpwm424 | 2007-01-12 19:00 | リアル関係・その他

第13章 襲撃

 かなり更新が遅れましたが第13章です。なお、制作上の都合により、3次転職についての話はカットしました。



 ミストと誠は、村長タタモの家に入った。するとその部屋の隅のベットで、珠蟲姫が寝ていた。

「姫さん!」

慌ててミストが駆け寄ろうとすると、

「まあ待ちなさい。もう邪悪な力は取り出している。原因もわかった。」

白い毛のハプリング、村長タタモが片手をミストのまえに出して止めた。

「このお嬢さんは、闇の力の干渉を受けて、モンスターのような闘争心を刺激されたようじゃな。まあこのお嬢さんが人間なのになぜそうなったのかはわからないのじゃが・・・」

タタモはそう言って懐から小さな欠片を取り出した。それは幻想的に黒く光る、ひし形をした物だった。

「・・・この光、見たことある。あのレビアンズの鎧から流れ出た邪悪な力だ!」

誠が叫んだ。するとタタモは薄目を開けて、

「レビアンズ・・・とな?すまぬが勇敢な少年達よ、ここにくるまえに何があったのか、教えてもらえんかの?」

そう頼み込んだ。

 2人が事情と、珠蟲姫について説明し終わると、

「ふむ・・・なるほど。それとこのお嬢さんがモンスターだとは驚いた・・・」

タタモが注意深く珠蟲姫を見ながら言った。

「その闇の力は、おそらく何らかの大きな闇の力の源が放出しているのじゃろう・・・しかしそんな大きな闇の力の源といえば何なのか・・・」

タタモはゆっくりとそう言いながら部屋の中を歩いた。10歩ほど歩いて止まり、急に目を見開いた。そして、

「わかったぞ!闇のクリスタルじゃ!古代より凶悪な力が潜むと言われてきたあのクリスタルがその男の中にあるのじゃろう。」

大きな声で彼は言った。

「じゃあ、その闇のクリスタルってのはどこで生まれたんだ?」

ミストが聞くと、

「じつはな・・・闇の力というのは世界の様々な場所で確認されておる。だからモンスター達は絶滅しないのじゃが・・・」

タタモが目を細めて言った。さらに

「しかし、自然界の闇のクリスタルは岩の中から少量見つかるようなもの。わし達はそれを欠片と呼んでいるが、その欠片にあれだけの力があるとは思えぬ。」

そう続けた。ミストが何か言おうとした時、ベットで寝ていた珠蟲姫が体を起こし、ゆっくりと目を開けた。

「あれ?みんなどうしたの?」

ミストと誠の顔を見ながら珠蟲姫が言った。すると突然ミストは体を半分起こした彼女の片手の触手を強く握り、

「姫さん・・・よかった・・・」

涙を流しながらそう言った。その後ろから誠が事情を説明した。

 「そんなことを・・・私も船で闇の力の欠片に襲われた事より後は覚えてないの・・・」

ややうつむきながら珠蟲姫が言った。やっとパニックからおさまったミストは椅子に座って、誠は珠蟲姫にタタモのいれてくれたハーブの茶を渡していた。家の中に、穏やかな空気が流れた。その穏やかさはほんの一瞬だけだった。

「タタモ様!」

血相を変えてハプリングの女性が飛び込んできた。

「なんじゃ?そんなに慌てて。」

タタモがゆっくりとその女性の方に向いた。女性は息を整えて、

「ミナルの森から、モンスター達が襲撃してきました!おまけにクモさんの家からも火の手があがっています!」

そう叫んだ。タタモは驚いて、

「ミナルの森じゃと・・・すまぬが誠殿、ミスト殿、モンスター達を退治してくれぬか?わしはこの家の中でミナルの森の境界の様子を調べてみる。」

2人に言った。誠とミストは頷いて、それぞれ武器を持って外へ駆け出した。すると慌てて珠蟲姫が叫んだ。

「私も行く!」

しかしタタモが杖を前に出してとめた。

「だめじゃ。お嬢さんは今、闇の力への抵抗力が低下している。下手にホーンバクにでも攻撃されては前のような状況になってしまうぞ!」

タタモの言葉を聞いて、珠蟲姫は近くにあった窓を開けて外の様子を見た。何千とも見えるモンスターの群れが向かってきていた。所々、地面が黒い炎をあげて燃えていた。

 「くそっ!いくらやってもキリがねえ!」

ミストが必死にシャイニングレイを放ちながら言った。誠は一瞬で相手に6回の攻撃を与えるスキル、サベッジスタップで闇の力を宿した羊、ホーンバクを倒していった。すると突然、近くで爆発音がした。慌ててミストと誠は横に飛んだ。燃えた家の残骸が一瞬前まで彼らのいた所に降り、何匹かのモンスターが押し潰された。2人が上を見上げると、巨大な赤い龍が赤く目を光らせていた。その龍の横には、2つの青白い光があった。

 「ゴアアアアッ!」

赤色の龍、レッドドラゴンは咆哮を上げ、灼熱の炎をあたりに吹き散らした。木や民家に火がつき、メキメキと音をたてた。

「レビアンズの野郎・・・ここまでするなんて!」

ミストはそう唸って、足に強く力をこめ、高く飛んだ。レッドドラゴンの前まで来たとき、シャイニングレイを放った。レビアンズは隣にいなかった。ドラゴンが怯んだ隙に、もう1発放とうとしたミストの背中に、タバールが突き刺さった。

「あ・・・」

ミストは小さく叫び声を上げ、燃え盛る家の残骸に突っ込んだ。炭になった残骸がいくつか飛び散った。

「ミスト!」

誠はそう叫び、ヘイストをかけてドラゴンの方へ飛んだ。ドラゴンの腹が見えたところで、

「はあっ!」

気合と共に、腕が見えないほどの速さで連続でサベッジスタップを龍の体に打ち込んだ。誠の体が落ち始めると同時、龍は断末魔の叫びを上げて地面に倒れた。その龍は黒色の炎を上げて燃えた。そして龍の体が見えなくなると同時、後ろに振り向いた。予測通り、片手を巨大な青白い爪に変えて突っ込んでくるレビアンズがいた。

「そこまでだレビアンズ!」

誠は横にレビアンズの鎧を切り裂いた。するとレビアンズの青白い爪は消え、彼は片手で斬られた場所を押さえながら、翼竜のような青白い翼でミナルの森へと飛び去った。下を見ると、まだ倒していなかったモンスターも撤退していた。誠は地面に降りると、燃え盛る残骸を斬り、しばらく残骸を斬ると炎の中で顔などを焦がしたミストを見つけた。急いでタタモの家に運んだ。



 第13章終了です。そろそろ最後が近いです。
[PR]
by jwpwm424 | 2007-01-07 21:05 | メイプル小説・続編

あけまして

やや遅れましたが、あけましておめでとうございます。

続きはおみくじクエやったらかきます

追記(1月10日)

おみくじクエ終わったので結果でも

メイン:レビアンズ
ひいたおみくじ:中吉
結果:呪われた物理防御(魔法防御?)マント70%

・・・はずれでした;

サブ:弓使いデニスと倉庫キャラ
ひいたおみくじ:吉と凶
結果:鏡餅30個と素早さ耳飾70%(どっちが吉でどっちか凶かは覚えてません;)

・・・耳飾70%は少し嬉しかったです。

では皆さん、今年もよろしくおねがいします。
[PR]
by jwpwm424 | 2007-01-01 07:37