受験のため仮引退中でしたが、合格したので復帰しました。小説をはじめとしメイプル記事も更新されます。


by jwpwm424

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てすと

 えーリアにてテストのため、しばらくの間ブログの投稿(+コメントのチェック)、メイポへのINが不可能になります;
 テスト終わったら追記します。

追記
テストやっと終了しました。これからいつものIN率に戻ります。
(ここから独り言っぽいの)僕がテストでメイポできない間にいつも大型パッチありますね・・・
しばらくしたら新マップの状況の記事でも書きます。
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by jwpwm424 | 2006-11-26 15:51 | リアル関係・その他

激闘

金曜日(17日)にレベルが上がった次の日、黒劉桜さんと友録をした後、武器庫にいれてもらいました。
前日に友録した瞬殺凶悪神さんも同じPTにいました。そしてその日のお昼時、
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瞬殺さんが100レベルになりました。瞬殺さんおめでとうございます。

 日曜も武器庫にいってました。4時頃、拡声器でジャクム本体戦のPTを募集していたので行くことに。色々あって本体戦が開始されたのは6時15分頃でした。



とても早く腕がすべて消えました(20分ほど)本体1は何人かやられつつも撃退、問題は本体2で起こりました。
本体2で人数が激減してしまい、ゲージが残り半分ほどの所で撤退しました;
 その夜、瞬殺さんの100レベルを改めて祝いました。
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MPK用の柏餅とネタの鬼の包みをあげました。横にいるアックスさんも何かの書をあげていたようでした。
 結果、土日で70%(経験値でいうと約12M)溜めたという記録を出せました。
-----------------------↓コメントレス↓------------------------
(11月23日の記事)
匿名さんへ
コメントありです。だいたい誰かはわかりますが・・・
小説でレビが有り得ないほど強いのは他に悪役がいなかったのでとりあえず悪役に仕立てたからです;
(小説の中の)ベリブさんが格好いいのは仕様です。これからも本人の了解があれば登場させる・・・つもりです。
こちらこそ、これからもよろしくおねがいします。
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by jwpwm424 | 2006-11-25 07:33

第8章 オルビス塔

 2度目のレビとの対決+僕の親友であるベリブさん登場。という微妙に豪華(?)な章です。ではスタート



 レビアンズが走る途中に片手で投げたタバールは風を切って珠蟲姫へと飛んだ。それに横を向いたミストが気づいた。

「危ない!」

ミストは叫んで、珠蟲姫の横に立って左手に持つひし形の盾、エスターシールドを前に構えた。タバールがエスターシールドにあたり、ガラスの割れるような音と同時にエスターシールドの魔法で作られた部分が砕け、ミストは珠蟲姫の方へと吹き飛ばされた。

「ミストさん!大丈夫!?」

慌てて珠蟲姫は自分の方へと吹き飛んだミストを受け止め、体を揺すった。その2秒ほど後、地面に何かが刺さる音がしたのでそちらを向くと、所々ヒビ割れた鉾が地面に刺さっていた。その後ろに、2つの青白い光が見えた。

 「レビアンズ!こんな所まで追ってくるなんて!」

珠蟲姫は気絶して倒れているミストの前に立ち、ニスロックを構えて言った。右手には彼女の魔力で作られた桃色の矢が弓の弦と一緒につかまれていた。

「クク・・・今度は負けない!」

レビアンズはそう言った後、素早くタバールを掴んでジャンプ、珠蟲姫の頭上から振り下ろした。ぎりぎりで珠蟲姫はタバールをかわし、矢を撃ちこんだ。しかし矢は歪んだ鎧に当たり、そのまま中にめりこんだ。めりこんだ矢が完全に中に入ると、レビアンズは後ろへジャンプ、兜の中から桃色の矢を打ち出した。その矢の後ろにはレビアンズの力である青白い炎が推進力としてついていた。

「あんな技が!」

驚きつつ、珠蟲姫は横向きにジャンプ、地面を転がって避けた。矢はすごい速さで彼女の横を飛んでいき、すぐに青白い炎をあげて爆発した。

「はあっ!」

気合と共にレビアンズは鉾を横向きに振った。その鉾から青白い衝撃波がうちだされ、珠蟲姫を叩いた。珠蟲姫が倒れている隙に、レビアンズは気絶したミストに近寄り、首のすぐ近くにタバールをあてた。

「ククク・・・この男を助けてほしければ、ニスロックを渡せ・・・」

兜の中の2つの光の輝きが増した。と、その時だった。

「きゃん!」

高めの鳴き声と共にレビアンズの背中にライオネルが体当たりをした。驚いたレビアンズは急いで後ろに振り向き、鉾を振ろうとした。その鉾に、珠蟲姫の撃った2本の矢があたり、鉾は狙いとは違う方向に振られた。

「ミストさん!」

レビアンズが僅かにひるんだ間、珠蟲姫はミストに呼びかけた。するとミストはゆっくりと目を開けた。

「あれ・・・俺は一体何を?」

のんきにそう聞いたミストの背中に、レビアンズの蹴りが入った。鉾には珠蟲姫の撃った矢が変形した桃色の蔦のようなものが巻きついていた。

「痛っ!よくも!」

ミストは涙をこらえながら横に落ちていたマギコダールを掴み、シャイニングレイをレビアンズに放った。レビアンズはうめき声を上げて兜の中の光が消え、鎧などが地面に落ちた。そして鎧を注意深く見ていたライオネルをミストは拾い上げ、

「・・・モンスター?にしては襲ってこないし・・・」

と言った。そこにニスロックを背中にかついだ珠蟲姫が近づき、ライオネルをミストからそっと取って抱えた。

「かわいいからいいじゃない。私達にもなついてるみたいだし。」

笑って珠蟲姫はそう言った。ライオネルは舌で珠蟲姫の顔をなめていて、雲を連想させるような色をした尻尾を振っているので、彼女の言うとおり、2人になついているようだった。

 誠は、窓から入る夕方のオレンジ色の日に照らされながら、石造りの塔を下っていた。塔の作り自体はかなり頑丈な作りのようだが、やはりというか、中にもモンスターがいた。誠は折れたナイフで応戦したが、

「だめだ・・・歯が立たない・・・」

という本人の感想通り、頑丈な石で作られた球体の形をしたモンスター、ストーンボールには折れたナイフなど役には立たなかった。素早く塔を駆け下りてなんとかストーンボールをやりすごしながら、誠は石の上で休んでいた。そのうち自分でもわからないまま、誠は眠りに落ちた。

 起きると、塔の窓から光が射し込んでいた。誠が慌てて起きると、あたりにストーンボールの物と思われる石の欠片が大量に散らばっていた。何が起こったかわからない時、横から声がした。

「危なかったな。」

声の方向に誠は振りむくと、石の上に一人の人間が立っていた。黒色に銀の鎖のようなものがついた前に長い帽子、黒色の服、黒色のズボン、魔女を連想させる紫色のマント、そして手には頑丈そうな手袋をつけていた。

「こんな所で寝るとは、命知らずもいい所だ。俺が助けてやらなかったら、お前は今頃モンスターに身ぐるみはがされて塔の外で凍死してるだろう。」

10代後半に見えるその青年は風に綺麗な紫色の髪を揺らしながらそう言って、ベルトにつけたポーチから動物の肉をとりだし、誠のほうに向けた。

「ほら、これでも食ってさっさと立ち上がれ。」

その青年は肉を誠に渡すと、素早く石から飛び降りて下にいた球体型のモンスター達に手裏剣を投げてすべて破壊した。誠は肉を食べながら黙ってみていた。

「じゃあ、俺はこれでおさらばだ。お前もさっさとここから出ろ。」

肉を食べ終わったことを確認すると、青年はそう言った。誠は慌てて立ち上がって、

「あの・・・ありがとうございます・・・」

とだけ言った。しかし青年が満足そうに頷いた後、

「それとな・・・」

と言ったので、誠は何かあるのかと思った。

「俺は、とある友達を探している。レビアンズって奴だけどな、そいつが1年前、突然行方をくらましたんだ。」

それを聞いた瞬間、誠は断片的に記憶が戻った。

「出会った奴すべてに聞いて回ってるんだが・・・お前は知らないか?」

青年は悲しそうな顔をしつつも聞いた。

「いや・・・あの・・・知ら・・・ないです」

『レビアンズという名前をどこかで聞いた』ぐらいしか誠は思い出せていないので、そのような答え方しかできなかった。

「そうか・・・ありがとよ。」

青年は微笑んで、石から飛び降りた。慌てて誠もそれに続く。

「あの、お名前は?」

これだけは聞きたかったと言わんばかりに誠は聞いた。

「俺は、みんなからはベリブさんと呼ばれてる。まあ、お前と会うことはもうないと思うが。」

その青年、ベリブさんはそう言った後、手を振りながら階段を降りていった。しばらくして、誠も階段を下って、塔の中を進んでいった。



 第8章終了です。ちなみに青年として登場したベリブさんについてはカテゴリ『友達紹介』か『ギルドメンバー紹介』を見てください。(ちなみに小説内に出すことは本人の許可を得てから行っています。)
※そろそろこの小説も終わりが近いです。
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by jwpwm424 | 2006-11-23 17:25 | メイプル小説・続編

まずは、11月1日、ラークさんが包みを開けたので、そこにいってました。
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金スラと銀スラもいました;
 そして11月12日、ラークさんの提案により買った月牙を強化することに。2枚あったうちの30%を一枚貼ると・・・
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・・・なんででしょうね・・・いつも30%は一枚目で闇るの・・・・
 最近は必死になって河童、駐車場・金融等で狩りをしていました。そんな中、昨日は武器庫に入ることができたので武器庫にて狩りました。9時25分頃、ついに
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レベルアップ!109レベルになりました。
 ちなみにこの時のドロップ品は
・プリス(闇) これはプリさんにあげました
・ネリシューズ(赤?) これもプリさんにあげて、能力の少し低いものを代わりにもらいました
・アーキアプテリスク
でした。
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by jwpwm424 | 2006-11-18 07:28

第7章 失った記憶

 今回は前回に比べて長めな気がします。ではスタート



 誠が目を開けると、不思議な素材で作られた天井が目に入った。

「あら、お目覚め?」

視界の外から声がしたので、そっちへ振り向くと大きな翼を背中から生やした妖精のような女性がいた。女性は絹のような素材で作られたローブを着ていた。

「びっくりしたわ・・・定期船のマストや甲板の板が破壊されて、その中にあなたが乗っていたんだから。・・・あ、そうそう、私の名前はクリエル。知ってると思うけど、ここはオルビスって街。」

妖精のクリエルは誠の寝ているベッドに近づき、ベッドの前に座った。

「あ・・・あの・・・」

意識がはっきりしてきたので、誠はここに来た目的である材料のことを聞こうとした。しかし、

「あ・・・あれ?何をすればよかったんだったっけ・・・?」

船を襲った悪魔の雷のせいか、目的部分の記憶が消滅していた。

「・・・どうしたの?」

クリエルが心配そうに誠の顔をのぞきこんだ。奇妙なことに、記憶が消滅したことはわかるのだが、何の記憶が消えたのかまでがわからなかった。

「困ったわね・・・そうだ!雲の公園にスピルナって人がいるの。その人ならあなたの記憶を取り戻してくれるかもしれないわ!」

クリエルはそう言って、誠の握り締めていた折れたナイフ、そしてクリエルのサービス精神の産物と思われる白い薬などが入った彼の道具袋を、誠に渡した。

 そんな誠の様子をまったく知らず、ミストと珠蟲姫はヘネシスの広場にて昼食を食べていた。

「・・・なあ、姫さん。」

自分の昼食である動物の肉を食べながらミストが言った。

「誠、妙に遅すぎないか?さっきから20分以上経ってるぞ。」

その言葉に、珠蟲姫は食後のデザートであるリンゴを食べるのをやめて、

「そうね・・・これを食べ終わったら探してみましょ。」

とだけ言った。間もなくして、ミストはマギコダールを、珠蟲姫はニスロックを持って、

「じゃあ、行くか。」

ミストの言葉で2人はヘネシスの街の中心部へと走った。

 
 誠は、さっきのクリエルの言葉だけを頼りに、ふらふらと雲の公園を彷徨っていた。

「・・・僕は、何をしてるんだろう・・・」

そんなことを呟きつつ、片手に折れたナイフ、片手にやや膨れた道具袋を手に、時々遭遇するスターフィクシやルナーフィクシをかわしながら誠は雲の公園を進んだ。

 しばらくし、誠は公園の中に小さな小屋を見つけた。クリエルの言葉を思い出して、ゆっくりと小屋のドアを開けた。と、その瞬間、

「誰だ!」

中から大きな声がして、誠は(いつもならびっくりする程度なのだが)ドアからかなり後ろに飛び退いて、尻餅をついた。すると、そのドアの横から黒色の髪を頭の左右で結んだ髪型の、10代前半ほどに見える少女が彼を見ていた。

 「スピルナさん、お客さんですよ。」

落ち着いた口調でその少女は小屋の中の誰かへと言った。

「なんだ、客かい。呼んだ覚えはないが、まあ、中へ入りなさい。」

すると小屋の中から、かなり年配と思われる人の声がした。

「どうぞ。」

少女はそう言って、ドアを大きく開いてそのドアの横に立った。

 「あ・・・どうも・・・」

恐怖感で震えながらも声を出しつつ、床の見えない小屋へと入った。

「なんだい?わざわざこの私に訪ねてくるなんて。」

小屋の中のただ一つだけの光源の近くにいる紫や赤などの組み合わされた服を着た老婆、スピルナがそう言った。

「いや・・・あの・・・」

おどおどとしつつも誠はスピルナに事情を説明した。

 「ほう・・・記憶を失った・・・しかし妙だね。記憶を失ったことをあんた自身がわかってるなんて。」

スピルナは腕を組んで誠に言った。

「まあ、記憶を復活させるのは無理だけど、あんたが何の記憶を失ったのか、なぜ記憶を失ったのかはわかる。とりあえず、そこに寝なさい。」

スピルナはそう言い、部屋の隅にある小さなベッドを指差した。誠は足がベッドの端からはみでているやや不安定な形でベッドに寝た。

「じゃあ、始めるよ。」

スピルナは小屋の中のテーブルの上にある青色の水晶玉を両手で上から触り、魔力を送った。誠の体が一瞬だけ青色に光り、すぐに光はおさまった。

「ほう・・・なるほど。あんたはクリムゾンバルログに襲われて・・・そのショックで記憶を失ったのか。」

水晶玉を見ながらスピルナが言った。

「しかし、妙だね。ショックだけで記憶を失ったなら、本人は記憶を失ったことがわからないはず。私には誰かが記憶を消したとしか思えない。」

スピルナは言い終わると、誠に近づいて、

「あんた、何か覚えてないかい?」

目を見てそう言ったが、誠は倒れる前のことは何一つ覚えてないので首を横に振った。

「そうかい・・・じゃあ、エルナスにアルケスタという人がいる。その人ならわかるだろう。・・・ほら、私の手紙をあんたにあげるから、これを持って、エルナスのアルケスタのところまで行きなさい。」

そうスピルナはいい、シンプルなデザインの封筒に入った手紙を、誠に差し出した。

「あの・・・そのエルナスって所には、どうやって行くのですか?」

未だに恐怖感を感じつつ、誠は言った。

「ここから歩いて戻るとモンスターがいるから・・・この帰還の書を使って、オルビスの街からオルビス塔を下るんだ。いいね?」

スピルナはどこからか灰色のやや厚い紙を取り出し、誠に渡した。誠は礼を言い、小屋のドアを開けた。

「じゃあ、気をつけて。」

外へ出ようとして、後ろから少女がそう言った。誠は少女にも礼をし、外へ出て、誠は帰還の書を使い方がわからないのでとりあえず空へと掲げた。すると上へと引っ張られるような感覚に襲われ、意識が薄れていった。

 レビアンズは、平和な街、ヘネシスの2つの大きな木の前に降り立った。

「・・・デニス・・・ニスロック・・・どこだ・・・」

レビアンズはあたりを見回した。すると遠くの門から、ニスロックを背負った珠蟲姫と、マギコダールを持ったミストが出てくるのを、レビアンズは発見した。

「ククク・・・見つけた・・・今度こそ・・・!」

レビアンズの興奮を示すように、兜の中の2つの青白い光が更に明るく輝き、片手にヒビの入った鉾、タバールを持って、すごい勢いで2人のいる方へと走った。2人はまだレビアンズの存在に気づいていない。



 第7章終了です。次は再びレビと勝負。そして僕の友達が小説内に登場する・・・かもしれません。
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by jwpwm424 | 2006-11-13 20:46 | メイプル小説・続編

第6章 少女マヤ

 今回はクエスト『マヤと謎の薬』クリア後にできるライオネルのクエストについての話です。もうお決まりですが、実際のクエスト内容とはかなり異なります。



 3人はのどかな街、ヘネシスについた。

「やっぱり私はこういう所がいいわ!」

さっきとは違う開放的な雰囲気のする街を見て珠蟲姫が言った。

「じゃあ、とりあえずヘレナさんの所へ行こうぜ。」

着物を脱いで魔道師の服、バルナを着たミストが言った。相変わらず髪は後ろで束ねたままだった。

 「その人が弓の使い方を・・・?その・・・言いにくいんだけど、スキルとかは使えないけど、それでもいいの?」

ヘレナが事情の説明を受けた後、珠蟲姫を見て言った。

「それでもいいです。弓の使い方だけ教えてください。」

凛とした表情で珠蟲姫が言った。そしてヘレナと一緒に、ヘネシスの近くの草むらで練習が始まった。

 2時間ほどして、

「これで完璧よ。スキルが使えないのは、あなた自身の魔力でカバーして。」

満足げな表情でヘレナが言った。珠蟲姫は礼を言い、ヘレナは去っていった。

「これからどうする?」

ミストが暇そうに杖を振り回しながら言った。

「そうね・・・とりあえず私はこの街を回ってみることにする。」

珠蟲姫はニスロックをヘレナからもらった弓を背中に担ぐためのベルトにつけて、街の方へと走っていった。

「とりあえず、俺達は広場でのんびりするか。」

ミストの提案に誠は頷いた。

 噴水のある広場前のベンチで、2人は何をするわけでもなくのんびりしていた。

「そろそろお昼だな・・・ちょっと昼飯買ってくるから、そこで待ってろ。」

ミストがそう言い、立ち上がって薬屋の方へと走っていった。

 それからしばらくして、

「きゃん!」

突然誠の足元から鳴き声がした。

「うわっ!」

思わず誠が飛びのくと、白い体の小さな動物がいた。顔のまわりにはとても小さいがたてがみがあり、その先は薄い黄色になっていた。額に小さな角があった。

「なんだろう・・・まあとりあえずかわいいからいいか。」

誠は満足げな表情でその動物を抱きかかえた。すると動物は腕の間をすりぬけ、さっきミストの走った方とは違う方向に走っていく。

 誠は驚いて、その動物の後を追いかけた。

 動物は、小さな民家の中に入っていった。誠は開け放されたドアから、そっと中をのぞいた。すると、

「どなたですか?」

中から突如声がした。

「いやあの・・・別に怪しいものじゃ・・・」

とりあえずお決まりの言い訳をしつつ、ドアをゆっくりと開けた。するとさっきの動物を抱きかかえた、誠よりやや年上な感じがする、澄んだ青色の目をした少女が立っていた。

「あなた・・・冒険者さん?」

高めな声で少女が聞いた。

「そうです・・・僕は牧原誠。その動物がここに入ったので、思わず追いかけてしまったのですが・・・」

誠は自己紹介と同時に来た理由を説明した。

「そうだったの・・・私の名前はマヤ。そして、この子はライオネル。」

マヤは自分と、自分のペットであるライオネルを紹介した。

「実は・・・この子、ライオネルはモンスターの子どもなの。だから人目につかないようにしてたんだけど・・・ちょっと目を離した隙に逃げちゃったの。」

悲しそうな顔をしながらマヤが言った。ライオネルはじっと誠の方を見ていた。

「だからお願いがあるの。この子がモンスターだってわからないように、首輪を作ってほしいの。リス港口にいるテオさんなら作ってくれるはずだから。」

マヤの頼みに誠は頷き、リスへと走った。

 誠はリス港口にいるテオに話しかけ、事情を説明した。

「そうか・・・マヤちゃんがモンスターを・・・ねぇ。よし、わかった。材料さえ集めてくれれば、首輪を作ってやろう。」

テオはあっさり了解した。その後、

「材料は・・・そうだな・・・オルビスという街を知ってるか?そこの近くの公園に、ルナーフィクシというモンスターが生息している。そのルナーフィクシの落す小さな月の欠片を持ってきてくれ。とりあえず何個いるかわからないから、100個ぐらい頼む。」

テオは必要なものを告げた。誠はテオからオルビスへの行きかただけ聞いて、エリニアへと向かった。

 一方、ミストは誠を探してヘネシスの中を歩き回っていた。その途中、

「あ、ミストさん。誠さんはどうしたの?」

突然背後から声をかけられ、振り向くと珠蟲姫がいた。弓使い用の帽子をかぶって、左手には昼食用と思われる肉などが触手でつかまれていた。

「それがな・・・俺が昼飯を買いに行ってる間にいなくなってしまった。まあしばらくすれば戻ってくると思うがな。」

呆れた様子でミストが言った。すると珠蟲姫は右手の触手でミストの手をつかんで、

「じゃあ、広場で一緒に食べましょう。」

そう言ってウインクした。

「あ・・・ああ、そうだな・・・」

やや頬を赤らめながらミストが言った。

 誠は、大陸間を渡るための船に乗り、そのマストでくつろいでいた。

「ふう・・・心地いい風だな・・・」

そう一人でつぶやいていると、100mほど向こうから動物の骨のようなもので出来た、巨大な船が迫ってきた。マストがない代わりに、悪魔のような翼が船体の上についていた。そしてその船は、誠の乗っている船のマストに激突し、すごい音と共にマストの柱が折れた。

「うわっ!」

マストの崩壊にまきこまれないよう、甲板に着地した誠は、その船を見た。骨でできた船は傷一つついていなかった。2秒ほどたって、激突した船の中から、悪魔のようなモンスターが出てきた。肩に人の、顔に仮面のように動物の頭蓋骨に似たかざりがついていた。

 その巨大モンスターは誠を見つけると口をあけ、そのまわりに黒い紋章が出て、その中央から黒色の球がうちだされた。直感で当たると危ないと誠は判断し、横に飛んだ。一瞬前まで彼の体のあった場所に球が着弾し、黒色の火花が散った。

「はあっ!」

甲板から飛び上がって、空中で羽を大きく広げて胸の中央で力を溜めている巨大モンスターに、ナイフをつきさし、刺さったまま下へ斬った。が、まったく動じる様子はなく、モンスターの胸の中央の力がときはなたれ、誠に上空から黒色の雷が落ちた。誠は小さく唸り声をあげて、その場に倒れた。



 第6章終了です。
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by jwpwm424 | 2006-11-05 08:16 | メイプル小説・続編