受験のため仮引退中でしたが、合格したので復帰しました。小説をはじめとしメイプル記事も更新されます。


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ぽけっともんすたー

えー前回のポケモンの記事に過去最高と思われるほどの反響が来たので詳しく言います。
 まず現在の進行状況は、
図鑑 全国図鑑 220匹前後登録されている
伝説のポケモン ヒードラン、ロトム、ギラティナ、ユクシー、パルキア を捕まえています。
こんな感じです。

 それと前回見せた手持ちは6匹埋めるため無理やり伝説を入れているので、実際に戦闘で使えるポケモンは2~3匹ほどしかいません;

 諸事情によりWi-Fiの友達コードは載せないことにします。

※ちなみにポケモンを買ったのは10月21~23日ぐらいで、物凄くやりこんで6日後に四天王を倒しました。
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by jwpwm424 | 2006-10-31 20:05 | リアル関係・その他

第5章 対決

今回はレビと初対決です。ではスタート



 ミストは珠蟲姫にゆっくりと言った。

「姫さん、俺だ。ミストだよ。忘れたのか?」

そう言った直後、珠蟲姫の顔から緊張が消え、穏やかな笑顔を作った。

「ミストさん!」

珠蟲姫は喜んでミストに近づいた。

「ところで、デニスさんはこっちに戻ってきてないの?」

そう聞いた直後、ミストの笑顔が翳った。

「・・・姫さんも知らないのか?姫さんがビシャスプラントの起こした爆発に巻き込まれてどうなったのかはしらないが・・・」

ミストの問いに、

「私はあの後、デニスさんの世界にいったんだけど・・・ビシャスプラントと一緒にデニスさんは爆発して、その爆風で私はこの大仏の前へ戻されたの。それから大仏の後ろに隠れていた子ども達を救い出して育てたってわけ。」

珠蟲姫は答えた。誠はまったく話が読めないので、とりあえずミストの後ろに立っていた。

「ところで、なんでそんな格好をしてるわけ?」

さっきとはうってかわった軽い口調で珠蟲姫が言った。

 レビアンズは、霧で大仏が隠れてもかろうじて見えるほどの距離の場所にいた。あたりにいた珠蟲族は、すべて消し飛んでいた。レビアンズは大仏の後ろを見て、誠の姿を確認した。

「倒す・・・今度は逃がさない!」

兜の中に灯った2つの青白い光の輝きが増し、レビアンズは鉾を片手で持ってすごい速さで大仏へと走った。

 忘れかかっていた変装のことを思い出したミストのかわりに誠が事情を説明した。

「へえ・・・そうだったの。まあとりあえず、ここでゆっくりしていってよ。もう天狗もいないしね。」

珠蟲姫はそう言って、石碑によりかかった。珠蟲姫のやや短めな青色の髪の揺れる様子は、見るものの心を安らがせる。

「・・・なあ、誠」

突然ミストが言った。

「何?」

もちろん誠は驚いた。かなり不機嫌そうな表情でこちらをミストが睨んでいたからだ。

「どうも俺は嫌な予感がするんだ。そりゃ、姫さんと会えた事は嬉しいぞ?でもな、なんかこう・・・危険な感じがするんだよ。」

横目でちらちらと珠蟲姫を見ながらミストが言った。誠が気のせいだと言おうとしたとき、大仏の近くで悲鳴が聞こえた。3人が同時に見ると、沢山の着物の切れ端が散らばった近くに、復讐に燃える竜騎士、レビアンズが立っていた。

 「レビアンズ!まだ生きてたの!」

珠蟲姫が怒りをあらわにして言った。もちろん珠蟲姫はレビアンズのことを知っている。と、その時、レビアンズの兜の中にあった光が消え、かわりに珠蟲族の女性の顔が現れた。

「私はお前に用はない。その生意気な小僧の持っているニスロックを渡してもらおうか。」

声は綺麗に澄んだ珠蟲族の女性の声だが、発せられた言葉はレビアンズの思考をそのまま表したものだった。

「この弓を渡すわけにはいかない!」

誠は叫んで、着物の帯にぶらさげた道具袋から、銀色のナイフを取り出した。ミストも金色の杖、マギコダールをとりだした。

「ならば力で奪い取るしかないな。」

澄んだ声でレビアンズが言い、鉾を振り上げた。誠は素早くレビアンズの懐に入り、鎧に覆われていない顔に、下からナイフのアッパーカットをくらわせた。

「ぐっ!」

唸りを上げ、レビアンズは倒れた。あまりにあっさりと。

「え?」

驚いてミストがレビアンズに近寄った。

「離れろ!」

ミストが大声で言った直後、レビアンズは立ち上がって横向きに鉾を振った。後ろへ誠は飛んだが、着物の片方の袖を切り裂かれた。誠は着地してレビアンズを見ると、さっきまで倒れていた場所に顔を縦向きに斬られた珠蟲族の女性が倒れていた。

「まさかあいつ・・・人の体を自分に取り込んで、それを好き放題に使えるのか!?」

ミストが直感で感じたことを言った。

「そう・・・だ・・・これが、私の手に入れた力・・・」

青白い2つの光が浮かぶ鎧の中から声が漏れた。その直後、レビアンズの右腕が歪み、カブトムシを模した形をした手袋をつけた腕に変わった。どこからか先の尖った手裏剣を取り出し、レビアンズは3人へと投げた。

「伏せて!」

誠はそう言って、一瞬の判断でナイフの刃で2つの手裏剣をはじいた。

「うおおっ!」

手裏剣が地面に刺さると同時、ミストは立ち上がって光の女神を出し、シャイニングレイをレビアンズにくらわせた。僅かに怯んで、再び2つの手裏剣を投げた。その手裏剣をミストが杖で叩き落し、再びシャイニングレイをくらわせた。

「無駄だ・・・私は不死身・・・」

レビアンズの体全体が歪み、その中から大怪我を負ったダークロードが出てきて、地面に倒れた。

「ダークロードさん!」

誠が倒れたダークロードに声をかけた。

「俺に・・・かまうな・・・」

微かにダークロードは言って、気絶した。誠は何かを閃き、道具入れからスキルブックを取り出した。

「これでもくらえっ!」

誠は横振りの鉾をスライディングでかわし、立ち上がると同時にナイフで2発目が見えないほどの速さで2度斬りつけた。その後すぐ、ナイフに少ない魔力を込め、鎧に刺した。

「ぐっ・・・なんだ・・・これは・・・」

レビアンズが鉾を支えにして地面に膝をつけた。ナイフに込められた魔力で敵の活力を奪うスキル、ディスオーダーの力だった。

「ミスト!早く!」

短く誠が言った。ミストは頷き、シャイニングレイをレビアンズに放った。

「ぐあっ!」

大きな声でレビアンズが唸り、兜の中の光が消えて鎧や鉾、兜、手袋が地面に落ちた。すぐに誠は珠蟲姫の方を向いて、

「早く逃げよう!ここにいたらすぐ復活してしまう!」

強引に珠蟲姫の触手を引っ張って集落へと走っていった。ミストは気絶したダークロードを担いでそれに続いた。

 3人はカニングシティのバーにいた。

「始めてくる所ね・・・私はこんな所あんまり好きじゃないけど。」

あたりを見回しながら珠蟲姫が感想を言った。

「なあ姫さん、これからどうする?」

ミストが後ろにまとめられた髪の青色を水で落としながら言った。顔の水色の化粧は、顔を洗って落としていた。

「どうするって・・・もう大仏の前には戻れないの?」

珠蟲姫が複雑な表情で聞いた。ミストはゆっくりと頷いた。

「・・・決めた!私もあなた達と一緒に旅をするわ!前はデニスさんの体の中にいたけど、今回は自分の体で旅を出来るし。」

珠蟲姫はダークロードの傷の手当てをしている誠の横に立てかけてあった弓を取って構えた。

「私は弓を使うわ。矢がないときは私の魔力で矢を作る。」

触手をニスロックの鷹を模した飾りに絡み付けて言った。

 それから5分ほどして、ダークロードが目を覚ました。

「あ・・・ありがとよ。」

シャイニングレイによる衝撃を受けた場所を押さえながらダークロードが言った。

「大丈夫ですか?」

誠が心配そうに聞いた。髪は元の黒髪に戻って、化粧も落としていた(触角はつけているが)

「ああ、まあな・・・それと俺が気づいたことを言っておこう。あいつは人間を超える力を持っている。迂闊にやりあうのは危険だ。」

目を細めてダークロードが言った。ミストは完全に青を落とし、髪は炎のような赤色に戻った。着物は今も着ているので、話しながらダークロードは少しだけ見とれていた。

「じゃあ・・・行くか。」

赤色の髪から触角を取りながらミストが言った。

「気をつけて行けよ。この街は俺がなんとかして守る。」

ダークロードはバーの椅子から立ち上がって、3人を見てから言った。

「じゃあとりあえず、弓の使い方を教わるためにヘネシスへ行こうぜ。」

ミストが珠蟲姫に言った。珠蟲姫は頷き、その後3人は勢いよくバーから出て行った。

 誰もいなくなった大仏の前で、レビアンズは意識を取り戻した。あたりを見回した後、闇の力を背中に集中させ、水色の翼竜の羽を背中から出した。それを大きくはばたかせ、標的が向かう街、ヘネシスへとレビアンズは飛んだ。




 第5章終了です。次はヘネシスの高レベルクエストについての話になりそうです。 
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by jwpwm424 | 2006-10-30 18:38 | メイプル小説・続編

メイポじゃないけど

メイポのことではありませんが、予想以上にポケモンやっている友達が多かったので僕の手持ちポケモンでも載せときます。
※これは『ポケットモンスター パール』のものです。

・レントラー
・ドダイトス
・パルキア
・ギラティナ
・ガブリアス
・ヒードラン

です。ポケモン持っていない人には面白くない記事ですいません;
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by jwpwm424 | 2006-10-30 18:14 | リアル関係・その他

すきん

秋も深まってきましたのでスキンを秋バージョンに変えました。
※現在小説第5章を執筆中です
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by jwpwm424 | 2006-10-27 18:45

近況

 さて最近メイポにあまりINしてません;(小説の執筆も停止気味)
 その理由としてはポケモンにはまっているやる気がまたなくなったからだと思います;
 誰か助けてください;
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by jwpwm424 | 2006-10-25 19:15

2倍狩り その2

 最近の2倍は、縫さんやラークさんと金融や駐車場などで狩っていました。
 まずは10月15日。縫さんに金融にいれてもらい、狩っていました。下のSSは縫さんがログアウトしているときの映像です。
f0054686_20404883.jpg















1人倒すごとに1162経験値はいりました。
そして2倍ではありませんが10月19日、ギルドメンバー4人で狩りをしました。まずちょっと渡すのが遅いですが縫さんの3次祝いとして幸運マント60%の書をあげました。
f0054686_20451874.jpg















↑は渡した直後のSS。縫さん3次おめでとうございます!
 その後ラークさんと装備をすべて交換。その装備でサクリファイスをすると・・・
f0054686_20462040.jpg















過去最大の11kが出ました。ちなみにスラッシャーは7kや8k?ぐらいが出ました。
 そして装備を借りている途中に・・・
f0054686_20472978.jpg















レベルアップ!108レベルになりました。(ちなみにこの後すべて装備は返し、僕の装備も戻ってきました。)
 ではこのへんでノシ
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by jwpwm424 | 2006-10-23 20:50

第4章 潜入

 皆さんお待ちかね(?)の珠蟲姫が再登場します。ではスタート。



 ダークロードの放った手裏剣は1発も外れずレビアンズの鎧に当たった。レビアンズは僅かに後退した後、大きくジャンプ、ダークロードの目の前に鉾を振り下ろした。

「早くしろ!この街の頂上に、遠くへ運んでくれる鳥がいる。そいつに頼んで遠くへ逃げろ!」

手裏剣を投げながらダークロードが言った。

「誠、急ぐぞ!」

ミストはそう言って、誠の手を引っ張って、電柱を上った。クレーンの上に乗ると、レビアンズが上がってきた。

「・・・逃がさん!」

レビアンズが向かってくると同時、ミストがシャイニングレイを放った。聖なる力を受けて、レビアンズの目のような光が消え、鎧、靴、手袋、兜、鉾が地面に落ちた。

「どうやら聖なる力に弱いみたいだな・・・今のうちに急ぐぞ!」

ミストは前に向けていた杖を背中にしまい、大きな鳥、ペリーの下へ走った。

 「あー、あんたは前乗せたことがあるなぁ。今回もジパングへ行くのかい?」

のんびりとしたペリーの口調に、

「2人、急いで送ってくれ。」

強くミストが答えた。

「わかった。じゃあ口の中へ入ってくれ。」

言い終わるとペリーは大きく口を開け、2人が中へ入ると大きな翼をはばたかせ飛んだ。1秒前までペリーがいたところに、先の尖った手裏剣が通り過ぎた。

「・・・あれはダークロードさんの手裏剣・・・」

誠はそう思って手裏剣を投げた場所を見ると、レビアンズが片手でこちらへ手裏剣を投げつけてきた。よく見ると、レビアンズの右腕だけが、ダークロードの手袋と、それをつけた腕のように変形していた。手裏剣をかわしつつ、ペリーは遥か遠くのジパングへと飛んだ。

 ジパングについて、真っ先に誠が口を開いた。

「・・・なんでこんな所が?」

「デニスも同じことを言っていたな。まあとりあえずラーメンでも食え。」

ミストは近くの店で買った塩ラーメンを誠に渡した。

 ラーメンを2人で食べている間、誠は説明をうけた。

「ここ、ジパングには、俺がかつて旅をした珠蟲姫って人がいる。その人はモンスターだけど、俺達に力を貸してくれた。今はどうしてるかわからないけどな・・・」

暗い顔をしてミストが言った。

「その人に会うの?」

ラーメンの麺をすすりながら誠が聞いた。

「そのつもりだ。とりあえず、場所はだいたいわかる。食べ終わったら、出発しよう。」

誠は頷いた。

 2人は、松の林にある橋を渡った。途中、動物の森にいた子狸が拾ったという、提灯の化け物もいた。

「・・・この先に、姫さんがいる。もしかしたらモンスターがいるかもしれないから、警戒しろ。」

ミストが注意を促した。

 橋の先にあったのは、破壊され尽くした集落だった。そしてその集落の1つに、ピンク色の着物を着た人が悲しそうな顔をして座っていた。年は10~12歳ほどだろう。肌は水色に近い色をしている。

「・・・姫さん、ではなさそうだな。とりあえず俺が近づいてみるから、お前はここで待っていろ。」

ミストはその少女に近づいた。少女はミストに気がつくと、悲鳴を上げた。その悲鳴に気づいて、あたりの破壊された船、石の裏などから、大人が何人も出てきた。その大人たちは、話し合う暇もなく、触手でミストの体を切り裂いた。

「くっ!逃げるぞ!」

痛む体を抑えながら、2人は橋を渡って逃げた。

 「なんで姫さん達の仲間が襲ってくるんだ・・・?とりあえず、あのままじゃ姫さんがいると思う大仏に近づけやしない。」

ミストがきのこ神社の賽銭箱の前で言った。

「・・・変装するのがいいんじゃないかな?この神社の神主さんに聞いてみよう。」

誠はそう言って、賽銭箱の前に立って、

「神主さーん!いたら出てきてください!」

大声で叫んだ。すると社の横から、白と赤の着物を着た女性が出てきた。

「私がこの神社を管理している、木野子のこだ。一体何の用だ。」

澄んだ声で木野子のこが言った。

「じつは・・・この神社の近くにある集落にいるモンスターに変装したいんです。」

「ほう・・・珠蟲族について詳しく知りたいのか?あの部族には、女性しかおらぬ。まずは服を変えなさい。」

木野子のこはそう言って、神社の奥へ消えた。

 しばらくして、2つの明るい色をした着物を持ってきた。

「これを着るがよい。それと髪を青色に変えよ。染めるための色水はこの神社にある。」

木野子のこが二人の前に着物を置いて言った。

「ちょ、ちょっと待てよ。これを俺達に着れって言うのか?」

ミストが焦って聞いた。

「そうだ。それがあれば、多少は怪しまれずに済むだろう。」

その言葉を聞いて、誠も焦った。もちろんだが、女性専用の着物を、誠は着たことがない。(七五三で似た物を着ているが、あれは男性用である。)

「着方はやきそば屋にいるジンジャーに聞けばよい。私は裏の枝で触角を作ってくる。」

一方的に木野子のこは言って、神社の奥へ入った。

「冗談じゃねえぜ・・・」

ミストはぼやきつつ、着物を持ってやきそば屋の前へ行った。それに誠も続いた。

 「うーん、まあこんな感じかな。それにしても綺麗な着物ね・・・私も着てみたい。」

ジンジャーはそう言いながら2人を見た。色々な色が組み合わされた着物は、女性が着ればこれ以上なく美しく見えるだろう。誠は前髪が短く、後ろ髪がやや長いが、ミストは横と後ろに伸ばした髪を後ろに紐を使ってまとめているので、髪型だけで見れば、2人とも(特にミストは)とても似合っていた。

「ちょーっとミストさんは表情がきつい気がするんだけど・・・」

ジンジャーがミストを見て正論を言った。そのミストはかなり不機嫌なようだった。いつもは人を見る鋭い視線が、自分の着ている着物に向いていた。

「そうだ!お化粧をしてあげる!ちょっとまってて!」

ジンジャーが名案をひらめき、屋台の奥へ走った。

「待て!それだけはやめろ!」

いつになく焦ってミストが言う。

「途中でばれたらだめなんでしょ?ついでに誠さんもね!」

ジンジャーのやや楽しそうに見える口調に

「は・・・はあ・・・」

誠は生返事で答えた。

 約20分ほどして・・・

「うん!これで完璧!後は髪を青に染めて、触角をつければ珠蟲族そっくりよ!」

満足げな表情でジンジャーが言った。ミストの赤色の髪は見事に着物と調和し、見るものを魅了する。険しい表情さえなければ、まったく怪しまれないだろう。誠は黒髪なので、肌の色が化粧の空色でなければ見たところジパングの住人のようにも見えた。

「・・・なんていうか・・・姫さんに会うのにここまでしないとだめなのか・・・」

ミストはややうなだれながら言った。

 社の賽銭箱の前で、2人は木野子のこから最後の仕上げとして、2人の髪染めをしていた。興味からジンジャーもそこにいた。

「よし・・・これでいいだろう。後は不審な行動を控えればよい。」

木で本物そっくりに作られた触角を2人の頭に付けて、木野子のこは言った。

「すごいじゃない!とっても似合ってるわよ!」

素直な感想をジンジャーはもらした。誠は自分の姿を、銀縁の鏡で見ていた。

 再び2人は破壊された集落にやってきた。

「・・・先に行ってもいいのかな?」

誠が聞いた。

「知るか。」

ぶっきらぼうにミストが答えた。彼は神社からここまで、とても不機嫌な様子だった。その理由としては、自分がとても気に入っていた炎のような赤色をした髪を青色に染めたため失ったからである。そのことに薄々気づいているのか、誠は髪のことについてミストには言わなかった。2人はゆっくりと、集落を進んだ。半分ほど進むと、突然、

「見かけない顔だね」

後ろから声がした。二人が振り向くと、朱色の着物を着た珠蟲族の女性が立っていた。

「じ・・・実は、珠蟲姫さんに会いにきたんですが・・・」

誠がやや緊張しつつ答えた。

「姫様にかい?姫様は人間のデニスって人の行方を追ってて、あんた達にあってくれるかすらわからないよ。」

その言葉に、今までぶつぶつと文句を言っていたミストが口を開いた。

「姫さん・・・じゃない。姫様の元へ案内してくれないか?」

その声はやや低めなので、ばれると思ったがなぜかばれなかった。

「いいよ。私もどうせ暇だしね。」

そう言って、2人はその女性へついていった。

 大仏の近くには、沢山の子どもの珠蟲族がいた。その間を縫って一同は進んだ。そして大仏の前までたどり着くと、

「私はここまでだよ。この大仏の向こうの、あの石碑の所に姫様がいる。」

珠蟲族の女性はそう言って大仏の陰に見える石碑を触手で差した。

「ありがとうございます。」

誠が礼を言った。しかし、

「よーく顔を見れば・・・」

女性はそれを聞かずこちら側を向いた誠の顔をじっくりと見た。

「・・・あんたら綺麗だねぇ。うらやましいよ。」

女性は微笑んでそう言い、立ち去っていった。ばれると思っていた誠はため息をついた。

「なあ・・・いつまでこんなことやってればいいんだ?」

不機嫌極まりない様子でミストが言った。

「その姫さんって人に会うまでじゃない?」

自分に聞くなといわんばかりに誠はそう言った。

 2人はゆっくりと大仏の横から顔だけを出して石碑の所を見た。何人かの珠蟲族の女性の中央に、他の女性よりやや派手な着物を着て、髪をといている女性がいた。

「・・・姫さんだ。」

ミストが小声で言った。その女性、珠蟲姫はミストの小声に反応し、2人の方向を向いた。

「誰だ!そこにいるのは!」

高く、澄んだ声で珠蟲姫が言った。まわりにいた女性は珠蟲姫の前についたことから、護衛のような役目であろうと誠は思った。

 松林の中にある橋を、鎧が渡っていた。その鎧の兜の中には青白い光が2つ灯っている。鎧は橋の向こうにあった破壊された集落に辿りついた。その集落の近くにいた珠蟲族の子どもが鎧の存在に気づき、悲鳴を上げた。あたりから大人が出てきて、一斉に鎧へと触手での引っ掻きをくらわせる。鎧はわずかにのけぞった後、鉾を振り上げた。それと同時、水色の紋章が鎧のまわりに浮かぶ。鎧は、紋章により増幅させた力を溜めた鉾を振り下ろした。

 龍の力の宿った鉾は、近寄ってきたすべての珠蟲族にあたり、あたった彼女達の上空から鉾に宿った龍が降って来た。

 痛みを感じる間もなく、龍の力をうけた珠蟲族達は消し飛んだ。その後には引き裂かれた着物がいくつか落ちていた。



 途中微妙な(?)内容もありましたが第4章終了です。ちなみに、『珠蟲』は『たまむし』と読みます。 
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by jwpwm424 | 2006-10-22 20:37 | メイプル小説・続編

第3章 メイプル世界

 今回は改行がかなり多い気がします。ではスタート



 バーの中に入ると、黒い服を着た人がカウンターの中にいた。とりあえずミストの横へ座ると、

「じゃあ、マスター、ワインを頼む。あ、こいつの分もね。」

ミストが誠を指差しながらマスターにいった。

「じゃあ説明してやろう。まずは、この世界についてだが・・・」

ミストが説明しかけると、

「・・・ワインって飲んでいいのかな・・・」

地球での法律から、思わず誠はそう言った。

「ああ、お前の世界では子どもはワイン飲んではいけないのか。まあここでは気にするな。じゃあ説明を始めるぞ。」

ミストが誠の方を向いて説明を始めようとすると、グラスに入ったワインが2つ、ミストの前に置かれた。そのうち1本を誠の前において、

「まあ、これでも飲みながら聞きな。」

その言い出しで説明を始めた。

 ミストはこう説明した。

「まず、この世界では、街の外にはモンスターっていうのがいる。モンスターは何考えてるかは知らないが、俺達を見つけると襲ってくる奴が多い。だからそこで、俺達の力で、そのモンスターを倒すのさ。武器は、モンスターから奪ったり、街にある武器屋で買えばいい。」

誠は説明を聞きながらワイングラスを横から見た。薄い紫色のワインだったが、おそらく地球にあるものではないだろう。

「この世界には、沢山の人がいる。中には俺達に協力してくれる人もいるかもしれない。でも、逆に敵対する人もいる。それと、例えモンスターであっても、話したり、俺達を助けてくれた奴もいた。」

ミストは説明しながら、姿はほとんど見れなかったが、一緒に旅をした珠蟲姫のことを思い出した。

「それとだな・・・俺とデニスと姫さん(珠蟲姫のこと)で倒して回った中で、生き残ったモンスターもいる。その中には、すごい力を持ったモンスターもいる。」

誠はその姫さんというのがどんな人かはわからないが、とりあえず悪い人ではなさそうだと思った。

「で、そいつらを倒して、平和を取り戻すのが俺の望みだ。協力してくれるよな?」

誠はデニスが『平和を取り戻して』と同じようなことを言っていたので、頷いた。

「よーし、決まりだ。まずはここでリラックスしろ。俺はちょっと街の外を散歩してくる。わからないことがあったらマスターに聞いてくれ。」

ミストはワインを飲み干し、金色の杖、マギコダールを片手に持ち、もう片方の手にひし形のような形をした盾を持った。そしてバーから出て行った。

「・・・マスターさん、ほんとに飲んでもいいんですか?」

どうしても飲む勇気がない為、誠は前にいるマスターに聞いた。

「・・・どうぞ。それと、盗賊にならないか?」

思わぬことをマスターが口にした。

「盗賊?何かを盗むんですか?」

誠の質問に

「いいや。この世界には、色んな職業がある。どれも強くなるために自分の腕を磨くことは同じだが、盗賊になって、楽しく生きながら強くならないか?」

マスターが答えた。

「・・・わかりました。盗賊になります。」

この世界で戦う術が必要だと思い、誠はそう言った。

「よし、ならばそこへ立っててくれ。」

マスターはカウンターに手をかけて、カウンターを飛びこし、誠の前に来た。そして、両手が金色に光り、誠の体に力が溢れた。

「よし。これでお前は盗賊だ。言うのが遅れたが、俺の名はダークロード。このメイプル世界で、初心者達を盗賊にすることができる唯一の男だ。」

ダークロードは自己紹介をした後、誠にスキルの本と、盗賊の服などを渡した。

「それと・・・お前は別の世界から来たと言っていたな・・・なら、前のデニスとかいう若者と同じように、お前にも勇者の素質があるのかもしれないな。まず、これをつけて、手裏剣を投げてみろ。」

ダークロードは誠の前に、動物の皮で作られた手袋のような物と、黒色の手裏剣を1つ出した。誠はその手袋をはめ、手裏剣を投げた。手裏剣は1mも飛ばずに、部屋の横に置いてあったダンボールに刺さった。

「・・・どうやらお前は手裏剣を使う素質がないようだな・・・じゃあ、このナイフを使って、敵を倒せ。そこらへんの店じゃ手に入らないほどの強さを持ったナイフだ。大事にしろよ。」

手袋を誠から取って、銀色の刃が短いナイフを誠へ渡した。

「あ・・・ありがとうございます。これでモンスター達を斬るんですか?」

「そうだ。斬ることを躊躇っては行けない。絶対にな。」

強い口調でダークロードは言って、バーの奥へと歩いていった。

「・・・どうしよう・・・」

どうしようか誠が考えていると、ミストが戻ってきた。

「おお、お前盗賊になったのか。じゃあこっちへ来い。俺が訓練してやろう。」

強引に誠はミストに引っ張られ、外へ出て行った。

 カニングシティーの外れの工事現場にある、材木などが突然吹き飛んだ。その中から、あちこちが歪んだ鎧と、ひび割れた兜、そして無数の亀裂が入った鉾と、それを持つ手袋が浮かび上がり、人が着ているような形を取った。

「・・・どこだ・・・デニスは・・・どこにいる・・・」

兜の中から低い声がした。その声に反応し、人の背丈の半分ほどの大きさのキノコ達が集まってきた。

 その直後、すべてのキノコの真ん中に、一文字に斬られた後が出来た。それから1秒も立たぬうちに、キノコ達はすべて倒れた。

 鎧は、ゆっくりとレンガ敷きの地面を、カニングシティーへ向かって歩いていく。その後ろで、倒れたキノコ達が起き上がり、巨大化した。その巨大化したキノコ達も、カニングシティーへ向かって進む。

 誠は、ミストの放つ石の欠片などを、ナイフで叩き落した。ナイフは不思議と刃こぼれせず、衝撃を受け続けた腕が痺れてきた。

「よーし・・・もういいだろう。」

足元に転がった石の欠片を踏みながらミストが言った。

「やっぱお前も素質があるな。そろそろ一緒に冒険に出てもよさそうだが・・・とりあえず、冒険には薬が必要だ。俺が買ってきてやるから、バーで休んでおいてくれ。」

片手を振りながら、ミストは街の奥へと走って行った。

 誠はバーに戻った。そして置いてあったワインを飲んだ。

「・・・ワインって結構おいしいものだな・・・ダークロードさん、これをもう1つ。」

誠はカウンターに戻ったダークロードに言った。

「お前の練習風景、見させてもらったぞ。ナイフだけであれだけやれるとは大したものだ。俺から1つ、注意をしておこう。ナイフの整備を忘れるな。いざ戦闘になって、ナイフの刃が折れていたりすると、勝つ見込みはない。」

ワインをグラスに注ぎながらダークロードが言った。

「この世界には、鋼や鋼鉄、ミスリルで作られた武器と、魔法の力の宿った武器がある。今お前の持っている武器は、鋼鉄で作られている。鋼鉄は硬いが、石で出来たモンスターなどを斬り続けると刃にヒビが入ったりする。そういうときは宝石などを精錬できる人に頼んで治してもらうか、潔く武器を捨てろ。」

誠は真剣に聞いた。

「逆に・・・魔法の力が宿った武器は、いくら使っても武器に傷一つ入らない。もちろん高価だがな・・・しかしその魔法の力が失われるほどの強い衝撃には耐えられない。無闇に武器を壁に打ち付けたりするな。」

『魔法の力』という単語を聞いて、誠はここが地球ではないことを改めて実感した。ワインをもう1杯、誠は飲んでから外に出た。するとミストがこっちへ走ってきた。

「向こうからモンスターが来てる!俺の後ろに隠れろ!」

血相を変えてミストはそう言い、マギコダールを構えた。10秒ほどして、巨大なキノコが10体ほど、こっちへ向かってきた。

「・・・あいつは、ママシュだな・・・何故こんな所に・・・」

ミストはそう言いながら、光の女神を出し、その一撃をママシュに与えた。ママシュは一瞬怯んだ後、地面に体を叩きつけて地震を起こした。

「うわっ!」

揺れで2人は転んだ。そのママシュの大群の中から、鎧が出てきた。

「まさか・・・レビアンズか!?」

その鎧と、ヒビの入った鉾でミストは判断した。

「・・・ミスト・・・デニスは・・・どこだ・・・」

鎧から声が漏れた。

「お前には教えない!早くここから立ち去れ!」

マギコダールを向けてミストが言った。その後ろから誠が顔を出した。

「・・・お前は・・・ニスロックを・・・持っているな・・・それを渡せ・・・。」

レビアンズが誠に言った。

「絶対に渡さない!」

強気な態度で誠が言った瞬間、レビアンズが突進してきた。その後ろにママシュも続く。ミストの3歩前までレビアンズが迫ったとき、ガガガン!と鉄に何かが当たる音がした。ミストと誠が振り向くとダークロードがいた。

「ここは俺がなんとかする。早く逃げろ!」

片手にカブトムシのような形をした手袋をつけたダークロードが叫んだ。



 やや長めでしたが第3章終了です。次は珠蟲姫登場・・かもしれません。
※小説内で、稀に誤字などがあります。もし発見したら、コメントなどで伝えてくれると嬉しいです。
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by jwpwm424 | 2006-10-18 11:51 | メイプル小説・続編

2つの2倍

最近、2回、経験値2倍で狩ってました。まず1回目(10月9日)その前日から旅行へいって、帰ってきたのが夕方6時頃だったので、ソロでルイネル狩ってました。

 2倍だったので、獲得経験値は1匹辺り800でした。効率が微妙だったので、9時まで狩らずに落ちました。
 そして昨日(10月14日)は、5時頃から拡声器に内緒し、バーンケンタウロスを狩ってました。SSはありませんが、入ってすぐ頃に龍天拳をドロップ。そして5時~6時ぐらいにジャンプの書(靴)100%をドロップ。何度も休憩を入れつつ、2倍終わりまで入れてもらえました。
 2倍の最初の方でプリさんが抜けてしまいましたが、しばらくして別のプリさんが来ました。接触で余りダメージをうけないので、突撃しながらスラッシャーという荒業で狩ってました。途中ハーフイヤリングをドロップしました。
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↑写真 多くのダメージをバーンケンタウロスに与えて倒したときのEXP。2562EXP、1匹あたり入りました。
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↑写真はジャンプスラッシャー中のもの。 他の人が多くのダメージを与えた場合、1062EXP、1匹あたり入ります。
 そして2倍が終わって、グループの人の一人に、龍天拳(攻撃86)を500kで売って、ETC欄を見ると・・・
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こんなに炎が溜まりました;(合計1085個)ちなみにドロップは、
・龍天拳
・ハーフイヤリング
・ジャンプの書(靴)100%
でした。
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by jwpwm424 | 2006-10-15 09:34

第2章 復讐者

 今回はやや長い気がする第2章です。



 誠はそのリングのような物体を、この世界のものではないと判断した。そしてあの少年が持っていた弓、ニスロックもである。弓についた焦げは、少し手で払うだけで取れた。焦げを取るとそこには、誠は知らないが、かつてデニスが戦いに使っていた時と同じ姿のニスロックがあった。

 大戸原市から遠く離れた海岸で、突然、空中がガラスが割れるように割れた。その割れた所から、ヒビの入った兜と、あちこちが歪んだりへこんだりしている鎧、そして赤色の手袋と銀のような素材で出来た靴、最後に刀身に無数の亀裂が入った赤色の巨大な鉾が落ちてきた。その鎧と兜は宙に浮き、誰かがつけているような形を取った。手袋も鎧の先につき、その手袋は亀裂の入った鉾を握る。兜の中には、人間がつけたら目があるはずの場所に、二つの青色の光が灯っていた。その光はどこかしら、人間の目の形に似ていた。

 上が青色と金色を使った豪華なつくりの鎧で、下が黒色の鋼に赤の飾りをつけた鎧である。その鎧は銀色の靴をゆっくりと動かしながら、砂を踏みながら歩いていった。鎧の出てきた場所は、元の空中に戻っていた。

 誠が重い足取りで家へ帰って、工場から持って帰ったニスロックを、やや狭い自室の壁に立てかけた。そしてもう1つのもって帰った品であるリングのような物体を、机の上に置いた。相変わらず水色の霧のようなものが漏れ出ていた。

 その日の夜、自室で寝ていた誠は、夢を見た。

 夢の中で、死んだはずのあの少年が語りかけてきた。

「僕を追いかけてくる人がいる。その人から、僕の弓、ニスロックと、僕を守ってほしい。」

少年は繰り返し、誠に言った。

 次の日の朝、誠は片手にニスロックを持ち、ポケットにリングのような物体をいれて、病院へと走った。時刻は朝の5時30分。そして病院へたどりつくと、病院の自動ドアが粉々に砕かれていた。嫌な予感がしたので、誠は病院の、少年の病室へと走った。途中、何かを壊す音が何度か聞こえた。

 病室の鍵は開いていた。中へ入ると、少年が寝ているように死んでいた。その少年に近づいた直後、背後のドアが壊れた。そこには、鎧を着て、兜の中には青色の2つの光が灯り、両手で赤色の巨大な鉾を抱えた戦士がいた。

 戦士(のように見える鎧)は、ゆっくりと近づいてきた。

「デニス・・・弓使い、デニスよ・・・」

どこから出しているのかわからない声で鎧は言った。誠は直感でこの鎧が『追いかけてくる人』だと判断し、両手を広げて少年を隠した。

「邪魔を・・・するな・・・」

言い終わると同時、鎧はすごい速さで巨大な鉾を横へと振った。誠がしゃがんだので、鉾は壁に当たり、鈍い音がする。

「たあっ!」

気合と共に誠は鉾を抜こうとしている鎧へ体当たりした。鎧は後ろへ倒れた。誠が鎧へぶつかった肩の痛みをこらえつつ立ち上がり、もう一度体当たりしようとした時、鎧の手袋と、その手袋に握られた鉾だけが振られた。すかさず誠はかわしたが、横腹のやや下、リングを入れたポケットを切り裂いた。

 その瞬間、リングから物凄い力が溢れ、目の前で立ち上がろうとしていた鎧と、まわりの景色が歪んだ。体を左右に引き裂かれるような痛みに襲われたが、なんとか気を失わずにすんだ。歪んだ景色が徐々に白くなり、意識が薄れていく。

 どこかはわからない、あたりに深い霧のかかった空間の中で、あの少年の声が聞こえた。

「誠君、これから行く世界は、かつて僕が『弓使いデニス』として活躍した世界。その世界には、危険な場所も沢山あるけど、色んな人もいる。その中に、ミストという人がいるから、その人に会って。僕のことを伝えれば、色々と教えてくれると思う。それと、僕を抹殺しようとしていたのは、レビアンズという人。その人はすごい力を持ってるから、それに対抗できるようになるまで逃げ続けて・・・その世界に・・・災いをもたらす人を・・・倒して・・・」

誠は声の方向に走ったが、その姿は見えない。やがて、霧が晴れた。

 「・・・お前、何してんだ?」

突然、誠は声をかけられて目を覚ました。すると目の前にはレンガ敷きの地面があった。すぐに立ち上がると、赤色の髪をして、強気だとわかる表情をした青年が立っていた。手には金色の杖を持っていた。

「あ・・・ここは?」

意識がやっとはっきりしてきたので、誠は聞いた。

「それより、まず名をなのってくれよ。俺の友達によく似てるから、気になるしな。」

少年っぽさの残る声でその青年は言った。

「もしかしてあなたがミストさん?」

直感で、あの少年がいっていた人だと思い聞いた。

「・・・なぜ俺の名を知っている?お前はデニスの友達か?」

ミストの問いに誠は頷いた。

「なら、名前を教えろ。それからデニスのことを知ってる限りすべて聞かせてもらおうか。」

強い口調でミストが言った。

「僕は、牧原誠。さっき言ったように、あなたの言ってるデニスの友達。」

「マキ・・・ハラ・・・?デニスとはかなり名前の雰囲気が違うな・・・」

ミストのその仕草から、誠はこの世界では欧州系の名前が主流なのではないかと思った。そして誠はデニスが突然街に現れたモンスターを退治した後、工場で死んでいたことを伝えた。

 「そ・・・そんな・・・」

聞き終わるとミストはその場に座り込んだ。

「・・・じゃあ、お前はなんでここにいる?」

ミストの問いに、

「それが、デニスを追いかけてきたレビアンズって人がデニスを殺そうとしたから僕が守ったら、突然景色が歪み始めて・・・気がついたらこうなってた。」

誠は答えた。

「レビアンズ・・・あいつ、まだ生きてたのか・・・次元の中に飲まれて粉々になったはずなのに・・・」

ミストは顎に手を当てながら言った。

「生きてるっていうか・・鎧と、兜の中に青色の目みたいなのしかなかった。鎧はあちこちが歪んでたり、大きな斧みたいな武器には沢山亀裂がはいってた。」

誠は自分を襲った巨大な鉾と、それを持っていた鎧を思い出しながら言った。

「そうか・・・とりあえず、そこのバーで俺がこの世界について説明してやる。ついてこい。」

ミストはそう言って、ビルの入り口に入っていった。バーという言葉から子どもが入ってもいいのか気になったが、とりあえず誠はさっきの歪みによって痛む体をひきずりつつ、バーの中へ入ることにした。



 第2章終了です。
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by jwpwm424 | 2006-10-13 17:07 | メイプル小説・続編