受験のため仮引退中でしたが、合格したので復帰しました。小説をはじめとしメイプル記事も更新されます。


by jwpwm424

第19部 邪悪な森

 今回はちょっと短めです。では第19部行きます。



 2人は断崖絶壁をのぼっていた。あたりを歩く闇に染まったイェティ達をかわしながら、上を目指していた。

「・・・なあ、デニス」

「何?」

デニスはミストのやや疲れ気味な呼びかけに答えた。

「このお墓、気にならないか?」

ミストはそう言ってほとんど雪に埋もれたお墓をさした。デニスはそれに気づいてなかったらしく、

「ちょっと雪をどけてみようよ。」

と、提案した。そして雪をどけ、お墓にかかれていることを読もうとしたとき、背後に何かがいることに気づいたデニスは、とっさに横っ飛びをした。元デニスのいたところを爪が通り過ぎた。

「デニス!どうした!」

ミストが呼びかけると、デニスはゆっくりと自分を攻撃した者を見た。そこには人間の倍はある高さの狼が立っていた。平原で見かけた灰色の狼と違い直立し、色も白だった。

 狼はデニスに向けて爪でひっかいた。そこにミストのシャイニングレイが狼を攻撃した。そしてミストの方へ向いた狼にデニスは4連続で矢を放つスキル、ストレイフで矢を連続で命中させた。小さく狼は鳴き声を上げ、倒れた。狼の残したパワーエリクサーを拾い上げ、2人は先へと進んだ。

 2人は、タイラスの言っていた『木が死滅した森』にたどりついた。

「あんまりいいところじゃないな・・・」

ミストが独り言のように言った。

「突破しよう。」

そうデニスが言い終わると同時、矢を放ちながら森を歩く死者達を打ち抜いていった。打ち抜かれた死者は砂となって消えていった。そして、

「ここが閉鉱か・・・」

2人は森の中にある壊れた入り口の前で言った。

 閉鉱の中には、人がいた。しかし、すべてゾンビになっていた。

「・・・なるほど。消息不明ってのはこういうわけか。」

ミストはそう言いつつ、シャイニングレイで1人づつ倒していった。一人で閉鉱の中をつきすすんでいくと、デニスが来ていないことに気づいた。

「おーい!デニス、どうした?」

ミストが叫んでも、返事は来ない。しかし少し戻るとデニスがゆっくりと歩いてきた。

「どうしたんだ?」

ミストの問いかけに

「いや・・・なんか体の調子がおかしいんだ。」

デニスはどこかしら顔も青かった。

「じゃあ、この先は鉱山の出口みたいだから、そこで休もう。」

ミストが提案した。

 閉鉱の出口は、通路になっていた。その通路は縦向きに長く、通路というより穴のようだった。そして穴のしたには溶岩を含んだ岩石があった。

「この先は試練の洞窟だな。」

ミストはそう言って岩に座った。デニスもそれに続く。

「じゃあ、俺が病気かどうか見てやるから、帽子を脱いでくれ。」

その理由はデニスもよくわかった。病気の最もわかりやすい特徴である熱を測るためだった。

 そしてデニスが帽子を脱ぐと、ミストは驚いた。



第19部終了です。短いといいながらやや長かったです;
[PR]
by jwpwm424 | 2006-09-09 07:35 | メイプル小説