受験のため仮引退中でしたが、合格したので復帰しました。小説をはじめとしメイプル記事も更新されます。


by jwpwm424

第16部 対立

久しぶりに第16部です。今回から、「」ごとに改行するようにしてみました。



 「ふふ・・まさかここで会うとは思いませんでしたよ。」

赤い鉾を持った男・・・レビアンズは静かに言った。

「なぜあなたがここに?」

デニスは聞いた。するとレビアンズは、体の周りに弱い風を起こしながら言った。

「僕もこの街を救おうとは思いましたが・・・ここの大親分さんがお金をくれるって言うんで、このアジトを守らせてもらいますよ。この町がどうなろうが、旅人の僕には関係ないし。」

静かに語ったと同時、デニスは明らかに怒った様子で

「この町の人がどれだけ困ってるのかわかってるんですか!」

しかしレビアンズは涼しい顔で、

「だからどんなに困っていようが僕には関係ないんですよ。」

これ以上話すのは無駄だと思い、静かにデニスはマシンガンに弾を装填した。ミストも戦闘態勢を取った。

「すいませんが、手加減はなしにさせてもらいますよ。」

レビアンズの声と同時、黄色の光がレビアンズを包み込んだ。そしてそれが消えると同時、鉾の素早いスラッシャーが走る。間一髪で龍の頭をかわし、マシンガンをレビアンズへ放った。レビアンズは口元で笑い、

「そう来ると思いましたよ。」

と短く言って壊れた照明の上に乗りジャンプ、デニスの真上からスラッシャーをたたきつけた。

「ぐっ!」

デニスは肩口を龍に斬られ、激痛が走った。ミストの回復魔法、ヒールが体の傷を塞いでいく。回復したデニスは辺りを見回すと、目の前にレビアンズがいた。

「あなたのお連れさんはもう始末しましたよ。」

その声を聞き急いで後ろを見ると、ミストは胸を大きく斬られていた。さっきのスラッシャーの勢いを殺さずに再びジャンプ、ヒール中のミストに一撃を食らわせたようだった。

「すいませんねぇ・・・これも仕事なもんで。」

わざとらしく悲しげな顔をして、レビアンズは赤い龍の紋章を出すと同時、鉾を振り下ろした。一瞬の判断でデニスは背中の矢束を丸ごと掴み、前へ矢を向けて床を蹴りレビアンズへ突っ込んだ。

「無駄な事を。そんな木の矢がゼネラルを突き破れるわけなっ・・・っ!」

レビアンズは驚いて下を見ると、ゼネラルにヒビが入り、そこに500本近くの矢が・・・手下達から奪った鉄をも貫く矢が・・・ゼネラルを貫き、胸に突き刺さっていた。

赤い鉾、タバールは止まり、レビアンズの手から零れ落ちた。しばらくしてレビアンズも床に倒れた。

「ふう・・・」

デニスは深くため息をついた瞬間、強い風が吹き、デニスは後ろの壁へ吹き飛ばされた。

「よくもわしの雇ったボディガードを倒してくれたな。しかしお前はもう虫の息。ここで捻り潰してくれる!」

人間より大きい大親分はそう言い、ほとんど動けないデニスに近づいてきた。デニスは腰のバックから残り少ない薬を取り出してのんだ。

「うおおおおおおおおおおおお!!」

気合と共にデニスはマシンガンを大親分へ放った。無数の弾が大親分に命中し、大親分は怯んだ。その隙を待っていたかのようにデニスは走り、地面に落ちていた重たいタバールを持ち上げ、大親分の頭へと振り下ろした。

「ぐ・・あっ」

低いうめき声を上げ、大親分は倒れた。と同時、大親分から白い煙が出て、その姿はどんどん小さくなっていく。そしてデニスがそこへ近づくと、1匹の狸が倒れていた。

「・・・なに?」

まったく状況がわからないでいると

「す・・すいません!こんな悪戯をしてしまって!」

その狸は言った。

「なんでここにいるの?」

相手は攻撃できないことがわかり、警戒を解いてデニスは話しかけた。

「迷子になって、松の林で提灯を見つけたの。その提灯を持ったらなんだか悪戯したくなって・・・」

そう言って狸は大親分の持っていた提灯を差し出した。かすかに提灯から邪悪な気配が感じられた。

「そうか・・・わかった。じゃあ僕が元の場所へ連れて帰ってあげるよ。」

そう言ってデニスは狸を抱き、コンペイに話しかけた。

「おお・・おまえさん・・・大親分を倒したのか・・・でもお前さんもお前さんの相棒もかなり重傷みたいだな。オイラが外まで送ってやろう。」

そう言って、3人は悪夢の果てから出た。エレベーターが降りた後、レビアンズがゆっくりと起き上がった・・・



かなり長かったですが第16部終了です。
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by jwpwm424 | 2006-09-03 20:25 | メイプル小説